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弱い部分が、距離を縮める武器になる。

私たちには日常の中で
かっこつけなければいけないとか、
プライドを持ってやらなければいけない
とか、
強くいなければいけない
みたいな。

そういう瞬間ってたくさんあると思うんです。

その瞬間私たちの心や頭の中に
どんなことが起きているかというと、

何かのようなものを装着して
または仮面のようなものを自分に身につけて、

その状態で、強く武装した自分で
力みながら戦ってたりすると思うんです。

皆弱い部分があって、
不安なことだったり、
怖いことだったり、
葛藤や感情を抱えながら日々過ごしていて。

なかなかそれを表に出すのは恥ずかしい
出しちゃいけないんだ

って思うことって、
すごく多いと思うんですね。

でも、実は

コミュニケーションをする上では
その鎧、いっそのこと脱いでしまった方が心のの距離を縮められたりすることもあるんですよね。


例えば、
大勢の人にプレゼンテーションをしなければいけない場面があったとします。


緊張して手が震える時
うまく出来るか不安で夜も眠れなかった時
あなただったらどうするでしょうか?

かっこいい言葉で武装して
一言一句を頭に叩き込んで
何を言われてもパーフェクトに返せる
そんな自分を作り上げますか?

もしそうするのであれば
パーフェクトを目指すあなたの気持ちは
どんなものでしょうか?

もしかすると

「うまく振る舞えないと恥ずかしい」
「間違えずに、完璧に受け答えしなければ」

そんなプレッシャーで内心押し潰されそうになっているかもしれません。

重たい鎧を背負って、完璧な仮面を被って本当の姿から遠ざかるのは人間しんどいものです。


そんな時の鎧の中の本当のあなたが
思っていることは

「きちんと話せるか不安だ」とか
「うまく受け答え出来ず恥をかいたらどうしよう」

なのではないでしょうか?


でも実は

「完璧にこなせなければいけない」


これはあなたが思っているだけなのかもしれません。


逆の立場になって考えてみてください。

目の前の人が
プレゼンを始める。
そんな時、

「うまくプレゼンができるか不安」
「実は緊張して夜も眠れなかった」

そんな言葉を漏らされても
その人を「出来ない人」だと
断定したり、
蔑んだりはしないはずです。

なぜなら
あなただって緊張はするし、
怖かった経験もたくさんしているはずだから。

だからそんな素直な気持ちを受け取ったところで簡単に離れてはいきません。

むしろ不安を開示してくれたことによって、親近感が湧き、応援したくなったりするのではないでしょうか?

これは自分が鎧を身にまとってるときには
なかなか気付けないもの。


プレゼンの冒頭で、

「恥ずかしながら今日のプレゼンに向けてたくさん準備をしてたせいか緊張のあまり昨日は眠れませんでした。それでもしっかり伝わるよう今日は精一杯やらせていただきますので、どうかよろしくお願いします!」

と鎧を脱いだ状態になると

等身大な素直な言葉で
気持ちよくプレゼンができるかもしれません。

さらに見ている側も
その一言で自分の鎧を脱ぐことができるので
より親身になって聞いてくれるかもしれません。

不安というのは自分だけが思ってる感情じゃなく、誰しも持っています。

それを積極的に出すということは

「私はあなたに心を許していますよ」

と伝えることと一緒。

それをまず先に自分がすることによって
相手も心を許すことができるんですよね。

コミュニケーションでは
素直になればなれほど人との距離は近づきます。


自分の弱い部分を出すことは
心の距離を近くする
大切な武器。

この武器を持つことで
時には
助けようとしてくれる人や
親しくなりたいと思ってくれる人が
でてきてくれるかもしれません。


日常を振り返って、
力みすぎている瞬間があれば

1枚だけでも鎧を外してみて、
その時の自分の本当の本音で接してみると少し違った景色が見えてくるかもしれません。


今日は
「自己開示コミュニケーション」
についてお話をさせていただきました。

この内容が皆さんのどこかで
役に立つと嬉しいです。


今日も素敵な1日になりますように♪

トラウマ解消のためのカウンセリングを学んでいます。「トラウマ」は誰にでもあるものです。特別に悩んでいる人だけでなく、歯医者さんに行くような感覚でカウンセリングを受け、気軽に心を解放できる社会にしたい。共感いただけた方のサポートはこの学びに使わせていただきます!