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昔の妖怪3 『以津真天    いつまで』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。





では

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昔の妖怪3『以津真天 いつまで』


ざっくり説明↓

疫病が流行し『いつまで』となく怪鳥


詳細説明↓

元弘3年、ちまたには疫病が流行し、数々の災厄が日本を襲っていた。

その秋ごろ、都の内裏のししん殿では

夜な夜な怪鳥が飛んできては

『いつまで いつまで』と鳴き、

人々の眠りを妨げていた。

そこで弓の名手である

隠岐次郎左衛門広有(おきじろうざえもんひろあり)が召喚され

黒雲に隠れて姿が見えぬものの、

『いつまで いつまで』としきりに

鳴く声をたよりに広有が矢を放つと、

まるで岩が落ちるような音立てて

怪鳥が落ちてきた。

その姿は、人間のような顔に

蛇のような顔を持ち

曲がった口ばしには、

のこぎりのような歯が並んでいた。

両足には剣のような鋭い爪、

さらに羽を伸ばしてみると

一寸六尺(約5メートル)ほどもあったという。

また、『以津真天 いつまで』は、

放置された人間の死体の近くを

『いつまで(放っておくのか)』と

鳴いて飛びまわっているという説もある。


教訓

現代同様、疫病に苦しめられた時期が

長く続いていたのだろう

きっと、昔の方が悲惨な状況だったのはず、

終息は必ずするから、心を強く持ち

生活するしかない。





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