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昔の妖怪21『九尾の狐 きゅうびのきつね』

妖怪の本を参考にして

少しアレンジ入れて描いてみた。

良かったら見て下さい。





では

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昔の妖怪21『九尾の狐 きゅうびのきつね』

ざっくり説明↓

その名の通り


詳細説明↓

『九尾の狐』は、その名に示すとおり

9本の尾を持つ狐のことで、

『酒呑童子』と並ぶ

最強の悪妖怪の一つとして考えられます。

『玉藻前』という名前の美女に化け、

日本を滅ぼそうと企てる妖狐として、

さまざまな物語に描かれた。

インドや中国で、美女に化けて時の

権力者に近づいては

国を滅亡に導いてきた九尾の狐は、

8世紀ごろ唐から日本に渡ってきた。

その後、美少女に化けて

『玉藻前』という名前で鳥羽天皇に仕え、

寵愛を受けるようになる。

しかし、玉藻前が仕えてからというもの、

鳥羽天皇は病気がちになり、

医者も原因がわからなかった。

そこで、陰陽師の阿倍康成が占ったところ、

鳥羽天皇の病気は玉藻前の妖力に

よるものと判明した。

正体を暴かれた玉藻前は、

狐の本性を現し、

東国・那須野へ逃亡する。

朝廷は討伐軍を編成し、

九尾の狐退治に向かう。

阿倍康成はの祈祷の手助けもあり、

ようやく人々を恐れさせた妖狐は、絶命した。

しかし、その怨念は自らの屍を、

毒ガスを吹き出す石へと変化させた。

その後、

かなづちの別名『げんのう』の由来となった

玄翁和尚が、杖で石をたたき割ると、

ようやく九尾の狐は成仏し、

災いを成すこともなくなったという。

この石こそが今ものこる『殺生石』である。



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