大人ぶるなよ
猫を抱く時みたいに、君へのメッセージを考えている 力加減が解らないんだよ、少し強く抱き締めたらきみの臓器が変になっちゃわないかなとかさ、馬鹿なこと考えちゃうんだ。まあ君の身体が私の腕の形に変形したらそれはそれでいいんじゃないかとか、どうしようもない程に愛してしまうと自分の行動を客観視できなくなってしまって。それでだめになってきたこと何回もあるでしょう、思い出しなよ。忘れられるわけないよね? あのひとのゴミを見るみたいな表情さあ。ね、覚えてるんでしょ。覚えてないフリしちゃって、いまは無理に大人ぶらなくていいよ。みんなずっと子どもでいいよ。うん、好きだったね。愛してたね。私もあの人のこと本気だった。あの子より絶対わたしのほうが幸せにしてあげられるって思ってた。でもやっぱり主観でしかなくてさあ、辛かったね 乗り越えなくていいよ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?