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ワークライフバランスって何のバランス?:人生の重心を見つける


 最近はよく「ワークライフバランス」という言葉を耳にしますね。どうやら一般的には、仕事と私生活のバランスを取ることを意味するようだ。でも、この考え方には一つの重要な見落としがあるように感じるなぁ。それは、ライフ(人生)には仕事も私生活も含まれているという当たり前の事実。

 実際のところ、仕事と私生活を完全に切り離して考えることは難しいよね。仕事は単なる収入源ではなく、人間的成長や自己実現の場でもある。仕事におけるさまざまな経験を通じて、私たちは成長しさせ、人生を豊かにしてくれる重要な人生構成要素だよね。

自分の人生の重心を定める

 私たちは人の目を気にすることが多い。自分を主人公として日々の決断をしているかと言われれば、様々な意見に流されることも多い。自分の足場を決めようと思えば、仕事と私生活を天秤にかけてバランスを取ろうとするのではなく、自分の人生の重心を定めることがんだろうなぁと思う。つまり、自分にとって最も重要なものは何か、どのような人生を送りたいのかを明確にし、そこを中心にバランスを取っていくと言うことになるんだろうなぁ。

 仕事か私生活かという二者択一的な発想から抜け出し、自分自身が主体となって生きていく。人生の各段階や状況に応じて、仕事にウェイトを置くこともあれば、私生活により多くの時間を割くこともあるだろうけど、その時々で自分にとって最適な判断基準を見つけ出すことだ。

 キャリアの初期段階では仕事に多くの時間とエネルギーを注ぐことが自分にとって最も大切と感じる時期もあり、家族形成期には私生活により多くの時間を割く必要性を認めるでしょうし、趣味や自己啓発に力を入れたい時期もあるでしょう。これらの選択は、その時々の自分の価値観や目標に基づいて行われることになるのだろう。

真のワークライフバランスの追求

 ワークライフバランスという言葉になんとなく踊らされ、外部から押し付けられた基準に身を任せるのではなく、自分自身の内なる声に耳を傾け、自分にとっては、今のライフ・ステージでどこに重心を置くのかしっかり考えるのが良さそうだね。仕事と私生活の境界線なんてきっちり決まったものじゃないのだから、そんな境界線を柔軟に飛び越え、行き来して、より豊かな人生にしていきたいものだね。

 じいじにそれができている、わけでもないかもしれないけど、「今、俺はどうしないのかなぁ・・・?」と自分に問いかけることはよくあるよ。もちろん平日living aloneとはいえ、さまざまな関係性の中で今を生きているわけだから、単なる身勝手は許されない場面が多いけど、可能なら必要なコミュニケーションをとりながらも、こころ穏やかな日々を送っていきたいね。

柔軟性を持つことの重要性

 「〜するべき」なんていうべき論に縛られることなく、人間に完璧なんてあり得ないことを認め、人生には予期せぬ出来事や変化がつきものだということも理解し、柔軟に状況に応じて自分のバランスを調整していきたいものだね。

 真のワークライフバランスとは、仕事と私生活を対立させるのではなく、両者を統合し、自分らしい人生を歩んでいくことなんだろうね。学生なら、勉強とクラブの両立、なんてことが重大事になることもあるのだろうけど、結局自分がどうしたいかだよね。自分の重心を見つけ、そこを軸にバランスを取ることで、必ずしも日々が充実しなくても良いし、より意味がある必要もないけど、穏やかな人生を送りたいものだと、じいじは思っていますよ。

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