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その光を掲げて、世界を見る

そのとき、イエスは弟子たちに言われた。

「あなたがたは地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食ったり、さび付いたりするし、また、盗人が忍び込んで盗み出したりする。

富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が忍び込むことも盗み出すこともない。

あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。

体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、全身が暗い。

だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう。」

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マタイによる福音6.19-23
年間第11金曜日
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光、という言葉で浮かぶイメージはどんなものでしょうか。

温かいやわらかな光、目を細めるような輝かしい光、いろいろあるかもしれませんね。

『ろうそくは別のろうそくの炎によって灯されるように、信仰も信仰によって灯される』という、ドイツのカトリック司祭、ロマーノ・グァルディーニの言葉があります。

もしも光を見つけられないときは、ともし火を持っている人からそっと分けてもらいましょう。

心のなかにいつも神様の場所があり、その光を掲げて、世界を見ることができますように。

かつては長崎の神学校や修道院で受け継がれてきた、手編みのロザリオ「長崎編み」。伝統を受け継いでいけるよう、ひと目ひと目、祈りを込めて編み続けたいと思います。