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結婚相手の条件

女性、30代独身、婚姻歴なし、子供なし。
そんな私が、たまに聞かれることがある。

「結婚しないの?考えることはないの?」


もちろんある。
結婚しないとは別に宣言していない。

でも私は、両親が離婚した時のトラウマがいまだにあるのも事実だ。家庭が幸せな時から家庭が死んだ状態までを、そこそこドロドロな展開で経験してしまったため、こんな思いは二度としたくないという心のロックがかかっている。大人になった今なら、こんなに喰らうこともなかったと思うが、思春期に喰らってしまったロックは、思いの外厳重で、トラウマが残っている。

おこがましい話だが、実は結婚相手の条件を決めている。
既婚者というステータスにこだわっていないので、この条件に当てはまる人が現れない限り、無理に結婚しようとは思っていない。両親の二の舞にはなりたくないという思いが何よりも強い。


①結婚がしたいではなく、この人と結婚したいと思える人であること。

たまに私は、既婚者というステータスが欲しくて結婚を焦ったであろう人を見ると、「結婚と結婚した」という言葉が出てくる。
そして大概このパターンの人は幸せそうではない。夫婦が釣り合ってる感じもしない。
私はちゃんとこの人と結婚したい、この人の奥さんになりたい、と思える人と結婚したい。

②人として尊敬できる人であること。

そもそも、私は尊敬できる部分がある人でないと好きにならないので、彼氏にでも当てはまるが、これから一緒に歩いていく人生、ずっと尊敬し続けられるな、と思わせてくれる人と結婚したい。

③好きなことではなく、嫌なことの基準が共感できる人であること。

これは年齢を重ねたから思うことかもしれない。
好きなことが一緒なんですよ、趣味が同じなんですよ、は重要ではない。もし一緒なら一緒に楽しめばいい、違うなら個々に楽しめばいい、興味を持ったら2人で挑戦したらいい、そんな感じだ。
それよりも、されたら嫌なことのボーダーが同じことの方が生活していく上では大切だと思う。喧嘩になるのも大抵こっち。育ちが違うわけだから、もちろんすべて同じはあり得ないと思うが、共感し合えたり、大人な話し合いで解決できる近いレベルにはいてほしい。
(知り合いの人にこれを話したら、結婚して離婚して再婚した人がたどり着くところにいると言われた←ちなみに知り合いの方は今ここにいる)

④お互いに、束縛・依存をしない関係を築ける人であること。

束縛・依存する人は元々無理なので、もはや近づきすらしないと思うが、2人の時間と同じぐらい、個々の1人の時間を大切にし合える関係性を築ける人であってほしい。

⑤この先の1人で過ごす人生と2人で過ごす人生を考えた時に、2人の方が人生が豊かに彩りあるものになるだろうなと思える人であること。

なんとなくで一緒にいるのではなく、一緒にいる意味がちゃんとあって、お互いの人生に豊かさと彩りをもたらす関係でありたいなと思う。


⑥たとえ数年後に離婚することになったとしても、別れる時に、その数年を1人で過ごした方が良かったわ、無駄な数年だったわ、と思わないだろうなと思える人であること。

これは⑤と被っている部分もあるが、なにより両親の離婚の影響が大きい。2人を見ていたら、最後は今までの幸せだった時間も無駄だったように感じてるように見えて、私が生まれた事は果たしてどうだったんだとまで過去に考えてしまった。これは結婚する時にわかる事ではないのかもしれないけど、せめて無駄とは思わない関係性ではあり続けたいなと思っている。


ついつい長く書いてしまったが、これが今私が思っている条件。
また変わるかもしれないけど、絶対に焦らず、「結婚と結婚はしない」。

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