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嫌いな言葉


友人の美緒ちゃんのこちらのnoteがとても良い文章だったので、触発されて私も嫌いな言葉について書いてみようと思う。

「羨ましい」

私は、この言葉にあまり良い印象を持たない。

[形][文]うらやま・し[シク]《「うらやむ」の形容詞化》他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。また、他人をねたましく思うさま。「兄弟の多い人が—・い」「—・い御身分」

goo辞典


羨望だったり、嫉妬だったり、あるいは軽い冗談だったり、色んなニュアンスが含まれると思うが、どうも社会人になったあたりからこの言葉が好きになれず、自分でもあまり使わないようにしている。
なぜ、嫌いなのか考えたときに、おそらくこの言葉を私に向けてくる人が、あまり親しくない人だったり、親しい人の場合でも言葉の中に含まれる羨望以外の感情を敏感に(あるいは自意識過剰に)察知してしまったせいなのかもしれない。

私は、自分の身長・体重に対して「好き」という感情は1mgもないが、顔のつくりは結構気に入っている。
親兄弟よりも長い時間、365日付き合いがある丸顔なので、ただ見慣れていることを理由に愛着が湧いただけなのかもしれない。

※注※
別に自分の顔面が「絶世の美女」とも、「世界で一番お姫様」とも思っているわけではない。平均的な三十路アラサーとして、オシャレを楽しむには悪くないと思っているだけなので読者諸氏には誤解しないで貰いたい。

上記の通り、世間一般から見た私は美女ではないので、今まで言われた「羨ましい」という言葉は容姿に向けられたものではない。
彼女たちの言葉は、私が仲良くしている友人や生活環境に対して向けられた言葉なのである。

「いつも楽しそうで羨ましい」
「悩みがなさそうで羨ましい」
「あの子と仲が良くて羨ましい」


いつも楽しそうで羨ましいと言った人は、そっちも楽しいことを自分で探しに行けば良いと思うし、悩みがなさそうで羨ましいと言った人はただシンプルに失礼である。
また、(特定の友人と)仲が良くて羨ましいという言葉は分からなくもないが、自分でその子と仲良くなれるように連絡をするなり、話しかけるよう努力をしてほしい。
そして、ここまで言ってきた奴ら全員に言いたいことは、ただ一つ。
お前らは私の何を知って、そんな言葉を口に出せるのか?ということだ。

心理学でいうところのペルソナ(仮面)という言葉があるように、すべての人間はその時々の状況や場所に応じて自分の顔(キャラクター)を使い分けている。
Noteで赤裸々に家族関係や過去のもやもやを書いている私は、実社会では自分の家族/過去のことをパートナーや親しい友人、仕事等の社会生活上必要に迫られたとき以外には話さない。
また、いつも楽しそうに見える、悩みがなさそうと言った彼女たちは、
私が恋愛下手であり、恋人から冷たくされたり、片思いの相手が他の女性を「あの子可愛いよね~」「男はああいうの好きだと思うよ」とちょっと褒めたくらいで凹んでカラオケに走り、靴を脱いでソファーに立って「女々しくて」を熱唱する激ヤバ女だとは夢にも思っていないはずである。笑

結局、自分を一番大切にできるのも、自分にとって一番の味方になれるのも、自分自身でしかないわけで。
自分の掌中にあるものを見ようともせずに、他人に「羨ましい」というその性根が好きではないのだと思う。

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