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【Dahlia ダリア】艶やかな色彩と花姿。

花屋でもひときわ存在感のあるダリア。思わずずっと眺めていたくなるような、艶やかな花色や花姿が魅力です。ダリアは、世界中で約3万種が存在するといわれており、ファンの多い花です。

【ダリアってどんな花?】

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原産地はメキシコ
メキシコのとある高原地帯に、15種類ほどの原種ダリアがあるのを発見されたのがはじまりです。メキシコでは、15世紀ごろから、ダリアを神聖な花として大切に育ててきました。ダリアは、メキシコの国花にもなっています。
品種改良が盛んにおこなわれたのは、メキシコからスペインにダリアの原種がもたらされたとき。多種多様な品種がここで生まれます。例えば、花径30cmを越える超巨大輪から花径3cm以下の極小輪まで、さまざまな花のサイズが生まれました。さらに咲き方や花色も豊富になっていきました。

日本にダリアが来たのは、1842年(天保年間)です。オランダから長崎にもたらされました。日本に入ってきた頃は天竺牡丹(テンジクボタン)と呼ばれ、ごく一部の地域で栽培されていました。
明治の中頃になると盛んに栽培されるようになり、明治の末にはダリア品評会も開催されていたそうです。その後、日本ダリア会が設立されました。現在は家庭ではもちろん、ダリア園も多くあり、たくさんの種類を見ることができます。

【ダリアの花言葉】

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【感謝】【あふれる喜び】
ダリアは、フランス革命のときに人気が出ました。革命の苦労を労う意味で「感謝」、革命が成功した喜びから「あふれる喜び」がつけられました。
【優雅】【気品】
ダリアの薄い花びらが重なる様子がまるでドレスのように美しいため、その雰囲気を表す花言葉がつけられました。
【裏切り】【移り気】
ナポレオンの妻ジョセフィーヌは、ダリアが好きすぎるあまりに独占していましたが、侍女が裏切ってダリアを盗んだというエピソードがあります。
そこでジョセフィーヌはダリアへの関心が一気に冷めてしまい、このような花言葉がつけられました。

【名前の由来】

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スウェーデンの植物園園長のアンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前が由来です。ダリアの花姿がボタンに似ているため、和名では天竺牡丹(テンジクボタン)と、名づけられました。

【ダリアのケア】

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①余分な葉を取り除く
ダリアの葉は蒸散が激しく、そのまま飾っていると水が下がってしまうので、なるべくハサミで根元からカットします。
②茎をスパッとまっすぐに切る
ダリアの茎の中は空洞です。茎が潰れないように、清潔な花ばさみやフラワーナイフでスパッとまっすぐに切ります。
③花瓶の水は浅めに
茎が柔らかく傷みやすいので花瓶の水は浅めにし、こまめに水替えをしましょう。フレッシュフラワーフード(切花鮮度保持剤)を使うと花がきれいに開き、水を清潔に保ちます。
④ダリアを長く楽しむために
飾っているうちに、ダリアの花びらの一部が傷んでくることも。そんなときは、傷んでいる花びらの根元を花ばさみでカットすると、まだまだ楽しめます。

多種多様なダリア。
お気に入りの一本をぜひ見つけてくださいね!

【和名】天竺牡丹(テンジクボタン)
【学名】 Dahlia
【科・属名】 キク科・ダリア属
【英名】 Dahlia
【原産地】 メキシコ
【開花期】 7月〜10月


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