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2歳差兄弟ってどう?メリットデメリットをご紹介!

 我が家には2歳差兄弟の息子達と、10歳以上離れた娘がいます。前回は年の差兄弟に関しての記事を書きましたが、今回は2歳差兄弟のメリットデメリットについて体験談を交えながらご紹介していきたいと思います。何歳差にしようかな…とお考えの方など参考になれば幸いです。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

上の子が生まれた月によって学年差が変わる

 うちの息子は長男次男共に4月生まれです。丸2歳差で生まれ、学年も2学年差です。しかし、上の子の生まれた月によっては2歳差でも2学年ではなく3学年差になることが考えられます。例えば、お兄ちゃんが2月生まれの場合、弟が6月に生まれると2歳4ヶ月差になりますが、学年としては3学年差になるのです。
 また、上の子が4月・5月生まれなどお誕生日が早く、万が一2番目の子が早産で生まれてきた場合、学年が1学年差(年子)になることも考えられます。上の子が1月など早生まれの場合まだ生後半年頃でも妊娠した場合、もう2学年差の兄弟になります。その部分も念のため知っておきましょう。

2歳差兄弟のメリット・デメリットは?

 それでは早速、2歳差兄弟のメリット・デメリットについて紹介していきます。今回の記事では、2歳差=2学年差ということでお話を進めていきたいと思います。前回同様、デメリットから先にご紹介いたします。

デメリット

1、断乳をしなければならないことがある

 次の子を妊娠した際にまだ上の子は1歳です。産婦人科の方針にもよりますが、授乳をしていた場合、断乳・卒乳をすすめられることがあります。これは、授乳をすることで子宮が収縮することが考えられるからです。正常な妊娠経過の場合、先生の判断で続けられることもあるようですが、切迫流産や切迫早産になった場合は断乳をすすめられる可能性が上がります。上の子が満足をするまで授乳をし、卒乳(自然に授乳を卒業すること)を目指している場合、難しくなってしまうことも考えましょう。

2、つわりがあった場合、上の子のお世話が辛い

 2歳差で生まれる兄弟の場合、上の子がまだ保育園や幼稚園に行っていない家庭保育の状態でつわりの時期を迎えることも多いです。食べ物を見たくないのに食事の準備をして食事をあげなければならなかったり、ゆっくりトイレに入ることができなかったり、上の子をお散歩に連れて行ってあげられなかったりとお世話が辛いことがあるでしょう。思うように動けない自分に悲しくなってしまったり、上の子に可哀想な思いをさせてしまっていると落ち込んでしまう優しいお母さんも多いです。
 お父さんやおじいちゃんおばあちゃん、行政のサービスなど頼れる人の力はどんどん借り、ご飯を作り置きしてもらったり、休日に上の子を連れ出してもらうなど、お母さんに無理のないように過ごせるといいですね。

3、赤ちゃん返りをしやすい

 まだ『弟』『妹』というものが実感しにくい年齢です。お母さんのお腹が大きくなり、お父さんお母さんの話を聞いて漠然と『家に赤ちゃんが来る』『お兄ちゃん(お姉ちゃんになる)』ということがわかってきたとしても、いざお母さんと離れ、やっと戻ってきたと思ったら赤ちゃんもいた!と戸惑ってしまう子が多く見られます。
ついこの前まで自分が飲んでいたおっぱいを赤ちゃんが飲んでいる。
 遊んでほしいときに遊んでもらえないことが増えた。
 抱っこしてほしいときに抱っこしてもらえないことが増えた。

そんなモヤモヤした気持ちが溜まり、自分の方を見てほしくて赤ちゃん返りをする子が多いです。赤ちゃんがオムツを替えてもらっているのを見て、わざとお漏らしをしたりオムツを履きたがる子もいます。
 忙しいときに今までできていたことを「やって!」と言われたり、べったりくっつかれていると大変ですよね。
 でも、甘えたりわがままを言うようになったときは、たくさん甘えさせてあげましょう。下の子が泣いていても、上の子を優先してあげましょう。言葉で「大好きだよ。」「可愛いね!」とたくさん伝えてあげましょう。大事にされている実感が沸くと、自然と赤ちゃんのことも可愛がってくれるようになりますよ。

4、兄弟喧嘩をしやすい

 年齢が近いと興味関心を持つものが似ていることが多く、よくどっちが先に使うかと喧嘩をしていました。年齢が近いせいか上下関係なくお互い対等な立場として接することが多く、よくぶつかっていました。上の子が負けて泣かされる場合も。(笑)

5、制服の使い回しができない

 2歳差といえば、幼稚園を3年保育にした場合や、中学校、高校など同時に在園・在校することが多いです。上の子の制服を下の子が着ることができなかったり、体操着やカバンなど、下の子の分も買わなくてはいけません。
最近ではバザーでリサイクルの制服を安く売っている場合もありますので上手に利用してみるのもおすすめです。
 他にもピアニカやリコーダー・習字セット・絵具セット・裁縫セットなど兄弟で使う頻度が多く2人分買わないといけないものも多かったです。もう少し年齢が離れていれば、上の子がもう使わないからと使いまわすことができたように思います。

6、参観日や懇談会・運動会などで不便なことがある

 参観日や懇談会の日にどちらのクラスに行くか大変困ることがありました。父親参観などどちらも『パパ』を必要とするときの参観など、片方には私が行くしかなく、パパがよかった…と可哀想な想いをさせてしまったこともありました。参観日でも兄弟どちらも「ママ(パパ)に見に来てほしい!」と希望することがあったりと、同日に行事が行われると対応が大変でした。また、年度初めの懇談会では1時間中30分ずつ参加をしたり、部活説明会では片方に参加することができなかったりと大変なこともありました。
 運動会では3学年同時に遊戯をしたこともあり、ビデオカメラが1台しかないためとても困りました…片方をスマホで対応するなどでなんとかなりましたが、両方自分の目で見たかったなぁとちょっぴり残念でした。

メリット

 デメリットをご紹介したところで、次はメリットを書いていきたいと思います。

1、兄弟で遊んでいてくれることが多い

 デメリットで『喧嘩をしやすい』とご紹介しましたが、基本的にはとても仲が良く、私が必要ないくらい仲良く遊んでくれていました。これは男女の兄妹・姉弟でも当てはまるご家庭が多く、幼稚園や保育園でも兄弟で遊ぶ姿がよく見られました。 喧嘩をした場合も、ある程度の年齢になるとこちらの仲介を必要とせず、「ごめんね」「いいよ」と自分たちで仲直りをし、また遊びだしていました。
兄弟で遊んでいてくれると、家事がとてもはかどり助かったのを覚えています。また、反抗期のような様子でも兄弟では笑いながら会話をしたり、スマホゲームやswitchの話で盛り上がっているのを見て、歳が近い兄弟がいてよかったのかなと微笑ましく思いました。
 いつか私がいなくなっても、いざというときに支えあってくれたらなぁと思っています。

2、ライバルになり、お互いを刺激しあいながら成長する

 弟にとって兄は憧れの存在かつライバルでした。2歳差なので徒競走のタイムなど、抜けそうで抜けないギリギリライン。いつも兄に勝負を挑んでは負けて悔しがっていました。いつか抜いてやると意気込んでいた結果、弟はリレーの選手に…!いい刺激になっていたのだと感じました。
 中学生になった今では勉強面でも気にしていて、テストの点数を競い合ったりしていました。(もちろん内容は全然違うんですけどね…)
 このように身近なライバルとしてお互いに刺激があるようで、成長が見られた場面が多かったです。

3、服・育児用品など使いまわせるものが多い

 服や育児用品などまだ整理・処分していない場合も多く、使い回せるものが多かったと感じます。ベビーカーやチャイルドシート、服のデザインなど、周りと比べてもまだ形や重さ・デザインなど古臭く感じることがなく、気にせず使うことができました。おもちゃもまだ壊れず現役の物が多く、あまり買いなおしが必要だったものはありませんでした。

4、学費の支払いタイミングがズレている

 3学年差兄弟の場合、中学と高校同時に入学になり入学金や制服代がかかり、次は高校入学と大学入学が重なり学費がかかってしまいます。塾や予備校の費用も重なるともっと厳しくなりますよね。その点2歳差はギリギリではありますが支払いのタイミングがズレているため、一気に支払いがこないことはメリットだなと思いました。逆に4学年差以上になるともう少し余裕が出てくる場合も。

5、上の子・下の子ともに同じ学年のお友達ができるかも

 2歳差のご家庭は結構多い印象です。自身の体験でもそうですし、園でも上の子・下の子ともに同じ学年のご家庭は共通点も多く、お話が弾み仲良くなりやすいと感じました。顔を合わせる機会が多かったり、お子様の発達や悩みが似ていて話しやすいのかもしれませんね!
 上の子・下の子共にお友達になることもあり、家族ぐるみで仲良くなることもできるかもしれません。2歳差はお友達づくりの面でもメリットだともいえるでしょう。

6、お揃いの服が充実している

 素敵なメリットの1つに年齢が近いとお洋服をお揃いのコーディネートにしやすいということがあります。お子様それぞれの身長・体重にもよるところではありますが、大体2歳差では服のサイズで10~20cm差が多いと思います。そのくらいのサイズであれば、サイズ展開で同じデザインの服や色違いの服を販売しているところも多いので、お揃い・色違いコーデがしやすくなります!
 同じ服を着る兄弟はとってもかわいいですよ♪大きくなってからはなかなかしてくれないと思いますので、小さいころならではの楽しみ方をぜひお試しください。余談ですが、お揃いのコーディネートをしていると、人混みの中でも子どもたちが見つけやすいというメリットもありました(笑)

何歳差でもメリット・デメリットはある

 ここまで2歳差のメリット・デメリットを書いてきましたが、何歳差でも、一人っ子でもそれぞれメリット・デメリットがあり、そのご家庭の方針が大切ですので、何が正解とは言えません。また、○歳差がいい!と希望をしても、タイミングによっては授かることができない場合もあります。希望の年齢差がある場合は、あらかじめご夫婦で話し合いをしておくといいと思います。
 中には「○歳差が絶対いいよ!」と言ってくるような人が身近にいることもありますが、その人が代わりに子育てをしてくれるわけではないので、何かお節介なことを言われたとしても気にしないようにしましょう!

最後に…

 いかがでしたでしょうか?年の差兄弟の記事に続き、2歳差兄弟についての記事を書かせていただきました。今お子様がいるご家庭も、まだいらっしゃらないご家庭も、この記事が参考になれば幸いです。
 最後までお読みいただき、ありがとうございました!



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