少笑散の文『猫の模様 如きなり』
こんにちは、hana.hafuriです。
以下は、少しは笑顔にできたらと創った散文≒少笑散の文として、考えたものです。
一読いただけましたら、幸いです🌸
題『猫の模様 如きなり』
〚はじまりは 今は昔の 時語り…〛
猫って本当、かわいいですよね。
あれは、夏の暑さが鰻登りだった折、暑さを凌ぐために、我は朝早くの散歩を決意した。
…さて、ここで、戸惑う読者も出てくると、我迷推理。『唐突に文調違うんだけど…』と。もちろん、それを踏まえ、踵を返すのも由なりや。
癖強な文調は、素朴に、我にとって笑えるモノで、且つ、我の力量で書けるモノを目指した結果の作風であるゆえ、ご了承のほど、願いたい。
我語りの硬めな文の中に、ボケ(少々)・笑い(笑々)・ウタ(少々)、まぁ、正確性を求める人が見ると失神しかねない、適当なレシピを披露しつつ、勢いだけで調理された、グニャリなノリがお気に召すならば、御覧じを。
〚この先に 進まんとする? ありがたし〛
では、話を戻さん。
朝の散歩、正直、早すぎてどうかとも思う。まん丸とした月がキレイに輝いている時もあり、いや、流石にこの時間は無いだろうと、そっと自分にツッコミを入れつつ、履きなれたランニングシューズで、せっせとウォーキングをする。
やはり、ランニング仕様の靴は、クッション性が高く、膝への負担も少ないため、田舎の舗装の仕方が甘く甘い凸凹クランキーな道もスイスイ歩ける。
そのメーカーのその型番の愛靴は、これですでに三世代目。我らしい偏愛が過ぎるとも感じるが、はじめて履いた時に、『前へ、前へと進めてくれる』そんな機動力を感じ、首ったけになった、得難い足の友・伴・供である。
〚三文の 徳を感じる その朝よ〛
うっすら、空が白んできた時間は、至福の一時でもある。
…
思わず、詠いたくなる情景が、そこにはあった。
『早起きは三文の徳・得』というのも、朝型があっている人間には、確かにと思える側面もあるのだろうと、噛み締めた。
〚ヒグラシの 名前も多面 それを知る〛
なぜか夏の真っ盛りなのに、ヒグラシの鳴き声が辺りに木霊する。生き急ぎ過ぎてゐるんぢやあないかと、唐突の昔風の言い方をする自分にもびっくりしつつ、ふと、訝る。
連想で、少し前に、…だがしかし、しばし待たれよ。
折角、物語なのだ。自由に楽しく彩りを添えてゆこう。それゆえ、ここで、この物語を彩る別のキャラに登場いただこうと思う。
その名も五七ゑ門である。
…かの有名なロボット風味で想像いただいても、いかように想像いただいても構わぬ。(それが文字だけ表現の楽なところよ)
五七ゑ門は数多の人格を内包する、摩訶不思議なヨウワカラン技術によって、都合よく存在している存在である。※架空最高とはこのことよ。
さて、本筋に戻そう。
五七ゑ門から、ヒグラシは「寒蝉」とも書くと聞いた記憶がフンワリと我の頭をよぎる。クイズ形式で質問され、当てられるはずも無いがな的な答えには驚いたりもした。色々、季節がグンニャリしている蝉なのかもしれない。「寒蝉」とは、なかなか雅な、とも感じた。
ヒグラシの音色にひたりたい場合は、以下の動画を参照されたし。
〚横道も 楽しい道よ それも道〛
ヒグラシの、…ヒグラシ引っ張り過ぎだろうか?まぁ、横道にそれることも、たまには必要であろう。
先の五七ゑ門の話の折に、五七ゑ門から逆に聞かれたのだ。
…それはまた、ムズいことを言う。我がうぅむと考えていたら、五七ゑ門がニヤリという。
五七ゑ門は、五音と七音という、音のリズムにノリたい仕様であるため、正直「?」となることが多い。
これは、まぁ、「寒いことを言いつつ、その答えを寒蝉とせよ」みたいな内容か。
…狙って、寒いことを言うなどと、設問作成の難易度が、軽く超絶難易度になっているのだが…。
〚相対の 猫に言葉を 乗っ取られ〛
さて、本筋に戻そう。
散歩道を更に進むと、そこは、猫の王国であった。
耳に桜の刻印が刻まれた猫たちが沢山たむろしている。自然と顔が緩み、気がつくと猫語で猫に話しかけている、(怪しすgゲフンる)我がいた。
🤩「はにゃー、どうしたのニャ」
🐱「なんだかこっちを見ているニャ~」
🐱「なんニャ!なんなのニャ」
🤩「まったりするニャ~」
…我の記憶力は、可愛らしい猫の額ほどであるため、上記のように我が言った記憶は特にない。創作である。ただまぁ、しこたま、語尾に「ニャ」をつけながら、猫役と自分役の対話劇で、ひとしきり小芝居に興じていた我がいたのは、確かな事実でもあった。
なぜなら、周りに誰もいないと思っていたのだ。
川沿いの長閑な田舎道、我一人(と可愛い猫たち)と思っていたのだ。
…オチが見えただろうか。
大当たりである。
〚🧡なこと それのみ語る 楽しさよ〛
ふと、視界に別のウォーキング者の姿を捉えた。
なんとも形容しがたい、綯い交ぜな気持ちが我の心に湧き上がり、視線を横に流しながら、(いや、その、なにも言ってません…)と、なんとか態度で言外の言葉を相手の伝えようと四苦八苦した我がいたのも、確かな事実でもありそうでなさそうとも言える、これまた、綯い交ぜなものであった。
咳払いをしても良かったが、それだと、わざとらしすぎる。
モニョモニョというオノマトペを頭いっぱい膨らましながら、絶妙な距離感故に、聞こえていなかっただろうことを、願うばかり、そんな甘じょっぱい朝の一コマもあったりもした。
…話はここで終わる。
すれ違いざまがどうだったかを綴る気力は我には無く、そんな無精者の善に楽できる道を模索せんとして、各人の想像力に期待しようと思いついたためである。
〚伝えるは なんともムズい ものなりや〛
さて、〆に向かうとしよう。
その前に少し、我は、考える。
『言外』の、と、我は記載したが、それを現実世界で伝えることは、存外、難しかろう。
漫画表現であるならば、分かりやすい喜怒哀楽、感情をダダ漏れにすることができるオノマトペ、さらに畳み掛けるように、思考ダダ漏れな吹き出しと、数多な表現で、『言外』を『伝える』ことは可なりや。
逆をみれば、そうで無ければ、『伝わらぬ』ということも無きにしもあらずとて、
『だがしかし、現はどーなんよ?』と、我思う。
特に、我のような、色々ちょっとよくわからない系な癖に、過敏・花瓶にキャッチしがちな凸凹人間には、まぁ、超絶難易度仕様なのだが…。
それでも、『我は我として、我が人生を生きやう』、そんなDeterminationをこの胸に、ぼちぼちゐこうと、思うのである。
〚心の句 やはり〆には 喫句善〛
さすれば、〆の一句をば
︻
猫
見
れ
ば
心
が
踊
る
な
り
ニャウ…豊
ニャん…潤
ニャ…に
︼
※我は、犬もスキなり
〚後処理も 忘れず・お後 ヨロシとて〛
…
〆の句で、猫に言葉を乗っ取られた…。
まぁ、それ含め全体的に、我には笑えるモノであっても、笑いのツボは十色にて、人によっては寒気あり、そんな多様な有り様を、我は許容したいゆえ、暑気払い、ならぬ、寒気払い、ここぞとばかりに、『寒蝉』に、ご登場をば、いただこう。
寒さ感じる読者なら、こちらの音色で、払いませ。おあとがよろしと、カナカナと。
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