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お洒落通信♥︎星座編

今夜も愉快なホロスコープのお話です。
星座に見るお洒落についてをつらつらと。

ホロスコープの中で、アセンダントは生まれた時の地平線にあたります。つまり、生まれた時に決定したルックス、遺伝により受け継いだ肉体を現しています。
対して愛と美を司る金星。この天体は好み、心ときめくもの、という解釈です。

わかりやすくお伝えするために(恥ずかしながら)私のホロスコープを例に挙げてみましょう。
ホロスコープ左端がアセンダント。
それから私の金星はちょうどホロスコープ真下あたりにあります。

天王星海王星をタイトに乗せた山羊座のアセンダント。金星は牡羊座。
アスペクトを考慮すると、これらはスクエアの角度を取っています。「好きなものがなんだか似合わない」「無理をしている感じ」「どこかちぐはぐになってしまう」ということで、装うことに自信がなかったり、服を選ぶのに難しさを感じていました。

一般的に火の星座牡羊座の金星は直感で反応します。キラキラしたもの、輝くもの、明るいカラーを好みます。対して山羊座のアセンダントは伝統的に見れば、明るい色よりも深い色を感じさせる雰囲気であったり、骨っぽい骨格。和服のようなクラシックな装いが似合う、とされています。
金星に反応した服を着るとクラシックさがかき消されてしまったり、アルバムを見てみるとすごくけばけばしいファッションになってしまっていたり、ということがよくありました(私の場合は金星、天王星のスクエアという影響もある)。
いつも足を引っ張りあったり、横槍を刺される、というような状態です。

とはいえスクエアというのは克服しさえすればだいぶイージーになるアスペクトです。私はこだわりのためにだいぶ時間を費やしてしまいましたが、自分なりの感度というものに対して少しずつ楽になってきたような気がします。


メイクを許されない学校で言うことを聞き真面目に育ち、服を選ぶ選択肢が少ない、そんな田舎から上京した20代前半の頃。大学生になって、一人暮らし。やっと服を選ぶ楽しさを享受することができました。それからは足繁くお気に入りの古着屋さんに通い、うっとりとした時間を過ごす傍ら、授業をおろそかにしていました。それでも、無理して着た服が変な気がして家に帰りたくなったり、「口紅の色、似合わないよ」なんて笑われるのが怖くて電車でゴシゴシ消したりということをよくやっていました。

最近は自分の服を着られるということがとても楽しくなりました。
ファッションと心は連動しています。
ボーダー、Tシャツ、ジーンズは少女性を求める私からしたら許せない服だったけれど合わせ方で楽しいなあとか。「派手でないものを選ぼう」と思うのに、結局好きな服を選んでしまって、周りを優先した後悔をしたり。ブルベイエベ、骨格、という言葉にきょろきょろしつつも、「ギラギラのアイシャドウを本当はつけたいのに我慢していたんだなあ」なんて気づきがあったり。心に対して素直であることを選びました。大袈裟に言えば楽しく殻を破ってきた気がするのです。

とりわけ古着という選択は私の中で「クラシック」と「ビビットへのときめき」という折り合いをつけるのに打ってつけでした。
20代前半の頃は少女のモチーフばかりを心に描いていました。とっておきのピンクハウスのお洋服をクローゼットから取り出し、それに合わせてリボンの色を選びます。そしてテディベアのリュックをぶら下げて、くるくるのドーナツヘアをリボンでまとめて、町田の古着屋界隈を歩いていました。
20代後半になった今は、フリルでいっぱいのピンクハウスのワンピースやセーラーカラーのお洋服を着る機会も少なくなってしまいました。けれども、装いは変わりつつも、未だに着ていて楽しくなるお洋服であったり、幻想的なモチーフが好きです。クラシックを古着でうまく取り込みつつ、自分の「好き」に対してとことん素直であろうと思ったのです。思うようになりました。
そんなわけで近頃は古典的な天空図の柄シャツであったり、60年代のポップなポリシャツを好んで着て街へ出かけています。

同じ古着というジャンルであっても、年齢とともに服の選び方が変わるところがまた、ファッションの面白いところです。



長くなりましたが例として装いの移ろいについてつらつらと綴りました。お付き合いいただきどうもありがとう。
あなたのホロスコープにも、あなたの知らないときめきや、とびきりキュートなチャームポイントが隠れているかもしれません。鏡のように照らし合わせてみるのもまた一興です。
暑い日々が続きますが、今年の夏もお洒落に可愛く粧しこんでお出かけしましょう。皆様、どうぞ素敵な夏をお過ごしください。




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