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仲良くなればなるほど、本音を言うのが怖かったけど、1歩踏み込んでみようと思う。

「仲良くなると本音が言えなくなるのは、何でだろうね。」

そうつぶやいた。


「仲良くなると本音が言えない時があるのは、嫌われたくない精神からかな...。」


「ほう…。例えば?」
そう言われて、黙り込んでしまった。



例えば..と言われると、どこから話せばいいのかわからない。


少しずつ頭の中にある言葉を発していく。



私は「どうでもいい人」には思ったことをズバズバ言ってしまうんだけど、仲良くなって打ち解けるようになって、これからも関係を続けていきたいと思う相手には、思っている事をそのまま言えなかったりする。


本心は「何でも言い合える関係」でありたいと願っているのに、ぶつかるのが怖い。


「自分の意見」と「相手の意見」が違う時、ぶつかるかもっ!と思うと、伝えるのをやめてしまう。


ぶつかるのが怖い。(2回目)


相手を優先して、自分を抑えてしまう。


ぶつかるのも怖いし(3回目)、相手の気持ちを一瞬でも傷つけてしまうのが怖い。



「はなさん、ある一定のラインで仲良くなるの躊躇してるんじゃないですか?」


ん?一定のライン?
これ以上踏み込んだらダメ..的な?


「うん。これ以上仲良くなるのは躊躇してしまう…みたいなラインですね。

だから素の自分を見せられなかったり..」



おぉ!
私のATフィールドだ。

ATフィールド

私の心には、ATフィールドのような「層」があって、

【レベル1】接客モード全開
挨拶や天気の話のみをする人
【レベル2】世間話モード全開
家であった出来事など自分のことは話すけれど、
自虐ネタを話して「相手を笑顔にしたい気持ち」が作動する
【レベル3】受け身モード全開
「どう思う?」と聞かれて答えるちょっと好きなモード。自分のことを質問されるのは嬉しい。そうして自分のことを少しずつ話すうちに相手のことも知っていき、だんだん仲良くなるけれど相手が質問してきた以上のことは踏み込んではいけないと思っているモード。

自分の事を話すことはできるが、自分の考えを伝えることは難しいモード。受け身なので相手優先しがち。

【レベル4】到達
私でもわからない部分にまで入り込める人がいる。なんでこの人私の事わかるのーー?って。感激でしかない。もう人の域を越えている。この人になら何でも話せると安心するのか、相手と自分の意見が違う時も、私はこう思ってしまうということを伝えることができる。


私は人と話す時は【レベル3】が限度。
親と旦那はレベル3.8くらいだろうか..。


私はnoteやTwitterに書くことは、ほとんどが【レベル4】の自分の内容が多い。

リアルの世界で「人と話す」とか「人と接する」のは、【レベル3】あたりかな。

無意識にセーブをかけている。



いつからこうなったのか?



思い返してみれば、高校生の頃だった。



高校生のトラウマ

高校生の頃の私は思ったことをズバズバ言ってしまうタイプで、なかなか告白できない女友達に「振られたら振られたらときだよ!(伝えてきなよ!)」とか言ってしまうタイプだった。

彼女はかなりの内気だったのに、背中を押すどころかプレッシャーを与えてしまったのだと思う。


友達だから、「私ならこう思う」を素直に伝えていいと思っていた。笑って受け入れてくれると思っていた。

まさか陰でひどく言われてるなんて思いもしなかったし、やることなすこと全て監視され、注意されるなんて思ってもなかった。


私の何が悪かったのか、わからなかった。



言い方がきつかったのだろうか。
妬みだったのだろうか。

私の無神経な言葉が相手を傷つけてしまったのだと思う。


それから、何をするにも注意を受けるようになった。

「さっき、片付けもせず〇〇君と話してたでしょー!」
「えー、そこの色塗りめっちゃ下手!」
「なにその髪型。だっさー!」
「さっきの〇〇は、△△のほうがいいよ!!」


友達だったから、素直に「そっかぁー。」と思ってた。孤立するのも嫌だったし、自分の居場所確保のためにそのトモダチと過ごした。


その子といれば、「淋しい子」に見られなくて済む。


移動教室も、お昼休みも、顔ひきつりながら「そうだよね。あはは」なんて笑いながら、一緒に過ごしていた。

私が話したことに共感してくれた時はめちゃくちゃ嬉しかった。受け入れてもらえたと思った。

私が話したことに、「えー!それ違うよー」と言われると悲しかった。だから、そう言われないように、相手の思考を優先して過ごしていた。


それが、私の当たり前だった。
(「学校」や「会社」などの社会的集団生活が合っていなかったのかもしれない)


そして、それは女友達には限らず、「好きな人」にも同じとなった。


好きなひと

好きな人に嫌われたくない。
好きな人に引かれたくないし、好きな人の好みになっていたい。好きな人に否定されたくないから、相手の言うことをつい優先してしまう。

私は、人を好きになるとそうやって相手のことを全て受け入れ、自分が一瞬でも受け入れてもらえないと悲しくなるから、相手が受け入れてくれる言葉を選んで発した。

相手好みになろうとファッションを変えたりヘアスタイルを変えたり、話し方を変えたり、「相手」のテリトリーで生きようと一生懸命になってしまっていた。


ただ、私は自分軸が猛烈に強かった。
他人軸が強いと思っていたが、それ以上に自分軸が強かった。


自分で自分を押さえつけて、相手好みに変わろうと自分の本心すら騙し続けて、そしてそのまま2~3年が経つと、抑え込みきれなかった自分軸が突然爆発し、急に何もかも馬鹿らしくなって、3年目の記念日に突然別れを切り出したりする。(過去のみなさま、ごめんなさい。てへ♡)



だから今でも、

「思っていることをそのまま伝えると相手を傷つけてしまうかもしれない。また離れてしまうかもしれない。私の考え方は少しおかしいから、自分が正しいと思うことや自信になっているものは、相手にとってはプラスに働かないから伝えてはいけない。」

と無意識に思ってしまうことがある。



境界線を意識してみる

「そこが、境界線ですね。

そのラインを意識してみてください。

あ、これ以上話せない。
ここがラインか…と」


確かに。
今までそんな境界線を意識したことは無い。

今度誰かと接したとき、意識してみようと思う。

「気づく」ことで、対策が見える。



境界線を知るには、好きなものを伝えるのもアリ

「境界線を見つけるポイントは、言いにくいことだけでなく普段から好きなこととかも話すことですね」
好きなことでも、受け入れてもらえるかどうかわからない。でも嫌いなことよりは話しやすかったりするので、受け入れてもらえる成功体験を増やすにはもってこいなのです。」

なるほど。


私が中学生の時からT.M.Revolutionの西川貴教さんのファンであることを、中学生の時に友達に「無いわー」と言われて封印してきたやつか..。

あの大きな口、興奮するほどの声の裏側、ビブラートがかかる高音の声量、その高音を出す時に少し右上に傾く顔の角度、指、人見知りだけど人見知りだと思わせないようにちょっと無理してるところ...。

毎週、西川貴教のオールナイトニッポンラジオを聞いて、新曲発売日には学校帰りにCDを買って、毎朝西川くんの「HEAT CAPACITY」の歌がアラームだった。

大人になってから子供が見ていたNHKの「ガラピコプー」で、宅配便を配る鳥・スキッパーの声が西川君の声だと知ってからファンが再熱したことは、旦那にも伝えたことはなかった。(つい1年ほど前に「実は西川貴教さんのファン」ってTwitterで書いたくらい)


あとは、ヤモリは割と好きだとか、シルバニアとかの小さいおもちゃが好きだとか、キラキラしていて透明なものは大抵好きだとか。


そーゆー、コアな好きなものを発することで、「この人は受け入れてくれる人かどうか」がわかってくるってことか。

それを受け入れてくれる人は言いにくい私の真髄部分も受け入れてくれる可能性が高くなってくる。


なるほど。
これならできそうだ。



まとめ

・高校の時のことは忘れろ。環境が悪かっただけ。
・無意識にセーブかけてしまうラインを意識してみる
・仲良くなりたい人には、自分の意見も伝えつつ、「仲良くなりたい」ことも伝える。
・相手のテリトリーで生きるのではない。
・コアな部分も発信して、合う人をひたすら集める。
(それ見つけれたらめっちゃ楽しいやん!!)
・変な人でいい。


よしっ!

スッキリしました♡



今回、相談に乗ってくれたのは私のライフコーチであるだいさん。


このやりとりをだいさん目線でも書いてくださってるので、読んでみると面白いです。










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