HSP女性営業マンへ。ハウ・ツー本を読むよりもっと大事な事。茂木久美子さんの講演から学んだ事

私は、HSS型HSPです。
接客好きの人見知りですが、営業の仕事をしています。

でも、「物を売る」のが苦手な営業マンです。
「物を売る」と考えると、自分が悪者に思ってしまう。

だまわすわけではないのに、他人に物を売るのがとても申し訳ないと思ってしまいます。


そんな私が、「社内販売のカリスマ」茂木久美子さんの講演を聞いて感じたことをまとめています。


茂木久美子(もぎ くみこ)さんとは?

茂木久美子さんのプロフィール。

山形新幹線車内販売員時代の2005年、東京ー山形の1往復における1人あたりの平均売上は7~8万円のなか、1往復半で50万円の売り上げを達成。その群を抜く売上が評価され、2006年10月には、最年少でJR東日本管内の車内販売員約1300人の中で3人しかいないチーフインストラクターに抜擢される。 「車内販売のカリスマ」として、テレビや新聞など様々なメディアで取り上げられ、車内販売員、そして後進の指導をする傍ら、講演活動を行ってきた。2012年5月からは、車内販売員を引退、NREを退社し、講演・セミナーを中心に活動を展開する。

講演依頼.comより


この方の講演を聞いてきました。


HSP気質の私が感じた感想

まず、「あ、この人HSPっぽいな~」と勝手に感じました。
(私の勝手な感想です。)

感受性の強い私は、茂木久美子さんの話に感動して泣いてしまったのですが、茂木久美子さんは話しながら思い出し泣きしていました。

今まで何度か講師の話を聞いたことはありますが、講師の方で泣きながら話をされる方ははじめて見ました。

よほど感受性が強いか、気持ちが熱いのか、同じ気質のように感じました。


「物を売る」と考えると自分が悪者に思ってしまう。

「物を売る」って考えると、自分がすんごく悪い人に思ってしまうんですよね。だましてるわけじゃないのに、人からお金を頂くって、ものすごーく申し訳なく思う。

↑茂木久美子さんの言葉です。

私も同じです。

私に言われたから断れずに買ってしまった…。そう思われないかいつも心配で、いつも私は悪者に思ってしまいます。


でも、買うかどうかはお客様が決めること。

私たち売る側の人は「提案する必要がある」。


お客様は、知ってる知識だけで商品を買うかどうかを判断します。

私たち販売員は、お客様に「こんなこともできますよ」「こんな商品もありますよ」と選択肢の幅を広げる必要があるんだと思います。


お客様より商品知識の多い私が、商品をあまり知らないお客様に提案する必要がある。


それに価値を感じたお客様が「欲しい」と思って、その対価としてお金を頂く。


つまり、私たちは物を売るのではなく、「情報」や「価値」を提案するのだと思うととても肩の荷が降りました。


女性は、男性と同じ働き方・ビジネスではいけないと思う。

私はビジネス本が好きです。

どうやったら売れるのか?どんな方法を試せばよりお客様の心をつかめるのか?

そんな本がとても好きでよく読みます。

今まで数々の本を読んできましたし、営業の相談相手も男性でした。


でも、茂木久美子さんがはじめにおっしゃったことは、

「女性は、男性と同じ働き方ではだめだと思う」
「女性だからこそ、できる仕事があると思う。」

私にとっては驚きの言葉で心を打たれました。

ここからは、茂木久美子さんがおっしゃった言葉を思い出しながらそのまま書いていきます。


女性って、生まれ持って「母性」や「愛情」があるんですよね。

男性にも愛情はあるかと思いますが、女性の愛って、やっぱりあたたかい。

「母性」や「愛情」を持つ女性だからこそ、できる仕事があるんだと私は思います。


お客様のご自宅、1件1件伺って、ひとりひとりに心をかよわせて、お客様に商品を販売する。

それって、女性だからこそ、そういうことができるんだと思う。

だから、女性の皆さんには「商品を売ること(戦術)」よりも、「おもてなしの心」を大切にしてほしい。

世の中に出ている営業の本って、効率の良い方法・より早く仕事ができる戦術本など「ハウ・ツー本」が出回っているけれど、果たして、一番大切なことはそこでしょうか?

もし、災害があったとき、効率の速さよりも「愛情」や「母性」で包み込むことのほうが人として大切なんじゃないでしょうか?

女性である以上、そこをもっと極めてほしいと思います。

男性に聞いてもわからないことがたくさんある。もっと深いところを極める。

私は、もともと感受性が強く、何事もいいように考えてしまいがちです。

人の話は真に受けることが多く、その人の背景さえも勝手にいいように考えて「この人は今まできっといろんな努力をしてきたんだろう」とか、とてもいいように考えてしまうところがあります。

いいように言うと「ピュア」。

悪く言うと「だまされやすい」「洗脳されやすい」。

そんな感じです。


そんな超ピュアだった私に現実を教えてくれたのが私の主人でした。

・心の中ではボロクソに思っても、表面上はいいことをを平気で言う。

・結局、人なんて本心で話していない

・営業マンなんて「結局売りたいだけ」

こういうことを言います。


感受性が強く、何事もいいように考えてしまいがちの私は、主人と過ごすようになってから「現実」をたくさん教えてもらいました。

思ってもないことを言う人がいると言うことも主人から教わりました。


仕事の相談も主人にしていたので、いつの間にか「お客様に愛情を持って接する」ことを忘れていました。

「結局売りたいだけって思われる」そう思うようになっていました。


でも、茂木久美子さんの講演を聞いてからは今までの私で良かったのだと思えました。

自分の思うお客様に対する気持ち。それをより深く極めることが大切なのだと思い出させてくれました。


商品をつくった人の気持ちを考える。

商品を販売するとき、商品を作った人の気持ちを考えたことはありますか?


誰が、どんな思いで、その商品を作り、

誰が、どんな思いで、その商品の検査や研究をして、

どんな思いで販売店に送り出すのか。

それを考えると、私は商品への重みをとても感じました。

お客様の元にたどりつく最終地点を自分が担ってるのだと思うと、商品の価値をもっときちんとお客様に伝えないと、これまでの努力が全て薄くなってしまうとそう思ってしまいました。


他の講師をは違う茂木久美子さん。何が違うのか?

茂木久美子さんのお話を聞いていて、他の講師の方と何かが違うなと思っていました。

大変失礼ではありますが、講師としての話し方はそこまで上手ではありませんでした。

話の進め方も、スムーズではなく、オチの取り方も、決して上手とは言えませんでした。

ぶっきらぼうと言うか、感情的と言うか…。


でも、すごく引き込まれたんです。

聞いてるのではなく、自分が茂木久美子さんの話す世界に立ってるかのような、そんな感覚にさえ思いました。

何がそうさせるのか?

答えは「愛」があるかどうかでした。


「話を聞きにきてくださったお客様に伝えたい」そんな想いがとても強かったように思います。


ブログでもそうですが、順序建てされた内容よりも感情的内容が強い記事のほうが心を動かされることがあるかと思います。

ぶっきらぼうで、乱暴な言葉でも、書いた人の感情が伝わると、人の心は動いてしまいます。

それと同じように思いました。


まとめ

営業の仕事をしていると「事例の共有」がよくあります。

「あの人、こんなことしてたよ!真似してみなよ!」

「こんな方法で売れたよ!」


そんな話を聞いては、真似をして売れて喜んでいました。


でも、もっと深いところがある。

本当にお客様のことを考えると自然とアイデアが浮かぶのではないかな?と思いました。


上手に話すことよりも、目の前のお客様や仲間を想うことが大切。


そう教えてもらえた講演でした。


私の中でも60%ほどの文章ですが、感情的文章は今しか書けないと思いましたので、作成しました。

興奮が落ち着いたら、またリライトして読みやすい内容にしたいと思います。

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