待てができない

2007.8.31(32歳)(サヤカ7歳)

「牛乳がたのしくのめちゃうストロー。」

というストローを モスバーガーで 買った。

前から噂には聞いていて、ずっと気になっていた。

私はバナナ風味、さやかにはチョコレート風味。

  家に帰り早速体験! (自分だけお先に)

コップに牛乳を注ぎ、ストローをさす。

(あっ、牛乳がなくなった!ま いっか。さやかは明日で。)なんて 思いながら、美味しくいただいた。

  さやかが 家に帰ってきて、少しすると走って私のところまで来た。

「ママ、ママ!このストロー何!牛乳にさすの?」

(しまった!隠しておくの忘れた。)

「ごめんね。牛乳がないの。明日飲もうね。」

「え~。」 不満そう。

私が先に飲んで牛乳を空にしたことはもちろん内緒。 

しばらくして、さやかが

「ねえママ。りんごジュースにさしていい?」

「ええっ?ダメ。」

  冷蔵庫にはりんごジュースがあった。

少しして、また
「りんごジュースにさしていい?」

「ダメっ。」

「やっぱりダメかあ。」さやかがため息をついている。

「開けていい?かじっていい?」

「ダメー。明日まで待ちなよ。」

と少しも待てなかった私が言う。

りんごジュースで飲もうとするさやかにもびっくりだが、先に飲んじゃう私も私。

大人のずるさを そっと 心の中で謝った。

「ごめんねぇ。明日、必ず牛乳買ってくるからね。」

「うん、わかった!」
サヤカは 本当にいい子だ。

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