迷子

2007.10.30(32歳)(サヤカ7歳)

朝から 元気が出ない日は、一日ずっと 注意散漫で、何かやらかしたりする。
そんな 元気が出ない日に、サヤカと 車でスーパーに行った。

いつも、 車を停めた場所を 特に覚えていなくても 何となく車に帰ってくることができる。

いつも通り、 車から降りて何も確認しないまま、買い物をしに行った。

用事が済んだので 帰ろうかと思い駐車場に向かった。 

ん~と‥ 何階だったっけ。「4階だったっけ、5階だっけ?」
「わかんなーい」

サヤカは わからなくて当然だ。

「4階かな」
歩いても歩いても見つからない。

「5階かなあ」
5階も探したが、見つからない。もう一度、4階を捜すが見つからない。

「ないねえ‥‥。」

もうずっと歩いているので、私もサヤカも くたびれてきた。二人して「疲れたよー」と言いながら泣きそうになった。
何階かもわからなくなるなんて初めてだ。もう一度 5階を探してみる。

「あった~!」
サヤカは私を責めることなく、車に乗り込みホッとしていた。自分のせいなんだけど、どっと疲れた。元気ない日は 外に出ないほうが良さそう。サヤカ、ごめんね。



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