オランダでの言語学習

海外生活で悩まれる方が多い問題のひとつとして、子どもの言語教育がまず挙げられると思います。
外国で暮らして、英語も話せるようになって、さらにはオランダ語まで!?様々な国の人々に囲まれて、子どもはすっかりインターナショナルになっているでしょ!と日本にいる友人から憧れのように言われることもありますが、海外生活というのはそんな夢のようなものではありません。ご家庭によって求めるレベルは異なるものの、ただ暮らしているだけでバイリンガル、トリリンガルになれるというものではありません。

もちろん、「話す」という点においては、子どもたちは自然に話せるようになっていくということは大いにあります。我が家も子供たちが3歳から4歳ぐらいまでは、自然と多言語を話すことに驚き、楽観的に考えていました。

しかし子どもが成長するにつれて、言語の読み書き、またその言語でものごとを学び、考えていくということになっていくと、話は違います。
しっかりと学習をしていかないと、使える言語になっていかないという現実に直面します。日本語も、英語も、またその他の言語も。

今回はまず、オランダでの日本語教育についてご紹介できればと思います。

お子様の年齢にもよりますが、オランダには日本人幼稚園、日本人小学校があります。日本人幼稚園では、毎日通うクラス、水曜の午後のみ通うクラスが用意されていますので、小さなころから日本にいるような環境で日本語に触れさせることができます。

またアムステルダムの隣の市、アムステルダムフェーン市には比較的日本人が多く住んでいるため、個人で日本語教育を行っているような団体、児童館のような活動を行っているような団体もあります。日系の進学塾もあります。

小学生になれば、日本人小学校もあります。土曜日には、通常インターナショナルスクールや現地の公立校に通う子が日本語を学ぶための補習校も開設されています。

ご家庭での選択、また費用の問題もありますが、環境的には日本語を学ばせることのできる環境はある程度用意されています。

次回の記事では、我が家ではどのように日本語教育を行っているのか、具体的にご紹介できればと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?