愛する人を抱くように演奏する
アルゼンチンに「アルパ」というハープがあります。むかし、知り合いにこのアルパ奏者がいて、彼がいうには「ボクは女性を抱くようにアルパを弾くんだ」と。
ハープ、日本語では竪琴というのでしょうか。椅子に腰かけた女性がサラサラと弦をはじいて演奏するイメージがあるかもしれません。
アルゼンチンハープ「アルパ」は西洋ハープに比べると大きくて、彼はいつも立った状態で弾いていました。アルパのボディを抱くように揺らしながら演奏する姿は、パートナーとゆっくりとダンスをしているようにも見え、また、けっこう激しく掻き鳴らす場面もあるので、いつもワルツを踊っているというわけでもありません。
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