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下書きの下から十八番目

「昨日見た蛍が忘れられんなぁ。優しさに包まれた。ありがとう。」


この下書きを書いた時も多分お酒飲んでた。今でもこの日見た蛍の光り方、飛んできた方向、その時の空気の湿度、重さ、鮮明に思い出せる(言葉で表現するのが難しい、、とにかく感覚的に思い出せる。あの場にいた自分に入り込むことができるような感じ)

何かうまくいかないことがあった訳ではないけど、漠然と疲れていた。そのタイミングで小学生からの付き合いの友達にドライブに連れて行ってもらった。友達とは言っても一度セックスしてしまったが。(この話は後で)そのドライブの最後に、少し見晴らしのいい場所でゆっくりしていると目の前に蛍が飛んできた。一匹だった。蛍を見に行こうとしていたわけじゃないときに見られる蛍は格別だ。見ることができた瞬間は世界で一番ラッキーなことが自分に降りかかってきたような気がして満たされた。大きい声ではしゃいでいたわけではないけど、嬉しそうにする私を見て「よかった。」と言ってくれた。その一言で後三日は頑張れるな、と思った。


この日みたいに感覚的に思い出せるしゅんかんを大事にしたいと思う。

大切だって色々な条件から考えるよりも、こういう感覚的に身体に残っているものってすごく信頼できる。その感覚が少し異常なかもしれないと思ってもそう感じてしまっている以上仕方ない。

自分自身でなく周りのために、多様性とは、自由とはって今よく言われるけど、

まずは自分の中の感覚をもっと柔軟に受け入れる習慣がつけられたらいいと思うな。そのための時間ときっかけを大事にすること。

そうすれば自然と周りの環境やその環境に対する考え方が柔軟になっていきそうなんだけど。

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熟成下書き

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