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ヨガ八支則 第4ステップ Pranayama


Pranayama プラーナヤーマ (調気)


prana = 気、エネルギー
ayama = 制御する、拡張する = コントロール


pranayama=気をコントロールする
ヨガのレッスンの中では主に呼吸法のことをさします。
アーサナ(ポーズ)で整えた身体に呼吸をすることでエネルギーを全身に巡らせます。


呼吸法にはナーディーショーダナやカパラバティ、バストゥリカなど様々な呼吸法があり、身体に様々な影響を与えます。



ナディショーダナ(片鼻呼吸)
ナディー=気の通り道
ショーダナ=浄化する
という意味があり、右鼻、左鼻交互に呼吸を通すことで左右のエネルギーの通り道を浄化し左右のバランスを整えます。自律神経を整え心身のバランスを整えてくれます。



カパラバティ呼吸
サンスクリット語で「光る頭蓋骨」という意味を持っていて頭をスッキリさせてくれます。
お腹をポンプのように使い、フッフッと強く短い呼吸を繰り返します。吐く方に意識を向けます。
お腹を動かすことで内臓なの刺激を与え活性化します。血行もよくなり横隔膜や腹筋も鍛えられます。


ウジャイ呼吸
「勝利の呼吸」ともいわれており、エネルギーを蓄え気のコントロールをします。
顎を引いて喉を閉じ、音を出しながら行う胸式呼吸です。
呼吸音に耳を傾けていくことで心の波が落ち着き内側に意識が向くことで集中力もUPします。
喉元のバンダを締めることで脳が安定し、身体の安定へと繋がります。


バストゥリカ呼吸
「ふいごの呼吸」と言われていて勢いよく吸う吐くを繰り返します。
カパラバティ呼吸と似ていますが、カパラバティは吐くことに意識しますが、バストゥリカは吸う時も吐く時も強くしっかり横隔膜を動かす意識で呼吸します。心拍数を上げ身体を温める効果があります。



ブラーマリー呼吸
「蜂の呼吸」とも言われており鼻呼吸でハミングすることで頭蓋骨に振動させます。
目を閉じて手の親指以外の4本の指を閉じて瞼を軽く覆います。親指は軽く耳を押さえ「んーーーー」と音を頭蓋骨に響かせます。脳の緊張をほぐし瞑想に入りやすい呼吸とも言われており、瞑想の準備段階で用いられたりもします。



クンバカ
息を止めること。人は、考えごとをする時酸素をたくさん消費し、呼吸は浅く早くなり、息を長く止めることも出来ません。息を長く止められるということは、それだけ心が安定しているということ。
呼吸を止めることで心を止め、動じない心を確立していけます。



上記の他にもたくさんありますが、呼吸を整えることで心と身体を繋ぎ、瞑想に入る準備をしていきます。




呼吸法には様々な健康効果もあるので身体の状態に合わせ呼吸法を行うのも良いかと思います。
いろんな呼吸法をご紹介しましたが、難しいことを考えず、深呼吸をするだけでも心と身体が整いスッキリできます。ぜひ呼吸に意識を向けることを日常生活に取り入れてみてください。



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