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【上を向かせてくれる場所3選】見上げるってきもちいい。

スマホにパソコン、下ばかり向いてる気がする。
だからか、上を見上げるって、それだけでちょっとワクワクして楽しい気持ちになれると気づいたのは、2013年に訪れたJR展@ワタリウムでした。

JR展での「見上げる」という体験からの気づき

この展示は、フランス人アーティストJRの活動をまとめたもの。
さまざまなポートレイトと街全体をジャックするような展開手法で、時世を切り取る視点で魅了されたのを覚えています。

展覧会のコンテンツとして自分自身のポートレイトを撮影できるブースがありました。
ブース自体はプリクラのような機械なのですが、撮影した巨大ポートレイト(A0サイズ?)がなんと吹き抜けの上階部分から降ってくるのです。
巨大な紙がヒラヒラと降ってくる光景は新しく、キャッチするために上を見上げて両手を広げ右往左往します。

楽しい!

コンテンツ自体の面白さも十分ですが、人は上を見上げると体が勝手にワクワクし気持ちいいと感じる生物なのではと実感したできごとでした。
それから自然と上を向くような設計がなされている空間を収集し始めました。

上を向くとワクワクするってホント?

下を向くより、上を向いた方が幸せになれるというのは幸福学でも証明されているそうです。意識的に上を見て口角をあげて笑顔を作る、そうすると脳が錯覚し幸福な気持ちになる。
上を向くってすごい。脳って不思議。

また「カテドラル効果」といって、天井が高い方が抽象的思考や創造的思考を活発にするという効果があるそうです。
JR展でも、上を向くだけでなく吹き抜けという開放的な空間がワクワクまで気持ちを引き上げてくれたのかなと思います。

※文献の漁り読み程度の情報で正確な情報でなくすみません!

「上を向かせてくれる場所3選 -空編- 」

思わず上を向きたくなる場所って色々あります。
JR展のように何か上から降ってくる、天井の装飾が可愛い…など。

その中でも今回は「空」を見上げたくなるような場所を選んでみました。
屋内から空を見上げるという体験は、自然の中にいるような、でも何かに守られているような安心感があるような、そんな気持ちよく穏やかな時間をくれます。

豊島美術館

瀬戸内海の豊島にある美術館。
ぽっかりと空いた2箇所の穴から見える空。
周囲の音や光が建物内に取り込まれる設計で、自然と融合している何とも言えない感覚。(今回の趣旨と外れるけど、見上げるのみならず、寝転んでしまってもきもちいい・・)
いつまでもたたずんでいたい。そんな空間です。

豊島内のアート巡りはもちろん、直島や犬島など周囲の島とセットでぜひ行ってみて欲しい場所です。

光の館

新潟十日町にある建築。
和室の屋根がスライドし、開かれた天井から空が見えます。(屋根動くのすごいので、ぜひ本物を見て欲しい!)
おばあちゃんの家にいるような落ち着いた空間から空が望める。
落ち着いた気持ちに違和感が融合した不思議な空間です。

金沢21世紀美術館 スイミング・プール

金沢21世紀美術館といえば、個人的にはこのスイミング・プールを思い浮かべます。
プールの底から水を通して見上げる空は、見たことがない味わいです。
見上げるワクワクのみならず、景色そのものの楽しさもある場所です。

以上、「上を向かせてくれる場所3選」でした!
今回はアート系に固まってしまいましたが、「上を向かせてくれる場所」は他にも色々あるので、またログ残せればと思います。

おしまい。

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