ナイル殺人事件

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オリエント急行殺人事件のリメイクが好評だったので、ナイル殺人事件も制作された。
前作も、これでもかというほどの名優を集めた豪華な映画だったが、今回も若手からベテランまで名優揃い。
アガサクリスティー原作＋名優なので、一見勝利確定に思えるが、この手の大作映画こそ作るのが難しい。
大作映画はスポンサーが多く、妙な口出しで台無しになった映画がいくつもある。
アガサクリスティーシリーズは、著作権元がしっかりしているのでハズレが、あまりない。
今回の映画は、主人公のポワロの過去と葛藤も描いている。
ケネス・プラナーの演じるポワロは、自分の才能を自負し驕る部分が前作から強調されており、そういう自分を内心嫌っている部分が見てとれる。
善良でありながらも、暗い部分を持つ人間の多面性を現しているので、この作品のポワロは好きだ。
このシリーズでの続編が決定しているようで楽しみ。
長く続いて欲しいな。