ソパク 奇妙なホラードラマ

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あらすじ
奇妙な信念が広がる社会の中で、スジョイとパリは生き残るために欺瞞に訴えます。パリが崇拝される神の身元を引き受けるにつれて、スジョイはより暗い道を歩み、彼らの世界を打ち砕く悲劇的な啓示につながり、罪悪感、犠牲、そして真実の追求の忘れられない物語で最高潮に達します。

無理やり翻訳にかけたあらすじで、内容がまったくわからない。
尚、本編の字幕翻訳も、こんな感じでストーリーを追うのが大変だった。

主人公はポリ(あらすじではパリ、字幕ではポリ)は夫のスジョイのために、仮面を被りソパクという神の化身として観光客や近隣の住民の相談を聞く占い師のような仕事をしている。
家には、ソパクを祀る祭壇のようなものがあり、ポリは神の化身になることに疲れてきた。
夫のスジョイはポリに頼り切りで、要はヒモ。
良いところは一つもなく、よくある「もう別れろよ」と思う展開。
しかし、周辺は何もなくあからさまに貧しい。
分かれても行く当てもないのだろう。
ポリは神の化身として見世物になって生きていくしかないのだろう。
ある日、観光客のカメラマンが神の化身であるポリに興味を抱く。
カメラマンは、村人とは違ってラフでありながら衣服や持ち物が小奇麗で「外の人間」であることがわかる。
神の化身に疲れたポリと、外の人間であるカメラマンが接触すると、自分の生活が脅かされると思ったスジョイはカメラマンを殺害してしまう。
そして、スジョイの殺人を知ったポリは失踪する。
後日、ポリは帰宅するが、弱弱しい妻の姿はなく預言者のようだった。
彼等の崇めるソパクからのお告げを下し、スジョイはポリを取り戻すために試練に挑む。
まぁ、クズ男なんで一切感情移入できんのだけど。

傑作かと言われれば違うけど、奇妙な魅力があるドラマ。
低予算だし、俳優の人もけっして上手くはないのだけどカメラワークと演出が滅茶苦茶上手い。
低予算な部分もかえって味になっている。

また設定も胡散臭い土着の神様が本当に力を持っているという、ちょっとクトゥルフ神話じみているところもマニアにはたまらないだろう。
不穏な演出や、訳のわからない恐怖の演出も上手いので、そういうのが好きな人は是非観て欲しい。

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