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読書のマトメ#3 “メタ思考” vol'1

水曜日は【読書のマトメ】としまして、私がこれまで読んだ本の紹介をしたいと思います。さらに、ただ単に紹介するだけでなく、この本のパワーワード3選!的な感じで、生活に落とし込めるような名言を紹介していきたいと思います。
では早速、行ってみましょう!!

(文字数:1655文字 所要時間:4〜5分)

メタ思考  著者:澤円

著者の澤円さん(サワマドカさん)は、日本マイクロソフト株式会社の元業務執行役員であり、現在は、株式会社圓窓 代表取締役をされています。また多くの企業の顧問やアドバイザーを兼任されており、Voicyのパーソナリティとして毎日配信をされています。私もリスナーとして、毎日欠かさず拝聴させていただき、様々な学びを頂いています。

このメタ思考は、視点を変えれば「見えていなかったもの」が見えてくる。
この言葉に尽きるかなと思います。
これまでの当たり前だと考えていた「ルール」や「正解」に捉われず、メタ視点(高い次元)で捉えることで、これまでの考えや生活をより豊かにすることが出来る本だと感じました。また、“終わりに”では、この本に書かれている内容ですらも、メタ思考し、さらに外に出て欲しいと澤さんは記されています。あくまでも他者の方法論であり、それを材料として更にメタ思考しアップデートすることが大事だとしています。
内容量的にとてもボリュームのある本ですので、複数回に分けて紹介していきたいと考えています。

名言①複数の自分を使い分ければ消耗しない

 会社にいる時の自分は、自分の名前をまとった“エイリアス”として「私の一部の機能を提供しているにすぎない」と考えることで気持ちを楽にし、仕事をしている自分を、自分の人生とイコールにする必要はない。

※エイリアスとは、別名やリンク機能という意味であり、特定の場所にいる自分それぞれを、自分の名前をまとった分身として捉える考え方

序章 ルールに縛られない発想力

仕事=人生と考えてしまうから、より窮屈な人生を送る原因となってしまう。
仕事がうまくいっていない時は、そのうまくいっていない自分と、自分のアイデンティティを同一視してしまっているが故に、「私はできない人間だ」と追い込んでしまう。

まずは自分の分身(エイリアス)を複数作り、仕事の時はエイリアスAに頑張ってもらう!みたいな感覚で、エイリアスを動かすゲームだと思ってしまおうと考えました。まさに、自分のアイデンティティと切り離された機能だけの自分を作り出すことにしました。

名言②「ものさし」が複数ある時代

いい大学を出て、いい会社に入ることが人生における成功とみなされる時代が長らく続いたが、今の時代では、この判断基準は通用しなくなった。いい会社に入っても潰れることもあるし、スキルだけではない評価軸に苦しむこともある。
今や、成功したとみなされる人生に見本などはなくどのように進めばいいか、自分で考えなくてはならない。
となると、自分で自分を理解し、自分で自分の仕事を定義し、自分で自分のモチベーションを上げていけるように、多様なものさしで人生を考えていかなくてはならない。

第1章 「正解にとらわれない観察力」

自分はどんな人間なのか?どこが人よりも尖っているのか?まずは自分がどのような存在であるかの「自己覚知」ができているかが重要です。
その上で、自身が生活している上でのちょっとした行動も、「他者の定義に従って生きているか」、「自分の定義で生きているか」を問い直し、前者であれば、気付かないうちに「とらわれている」と認識できるのです。
まずは、行動一つ一つを少し高いところから見下ろす作業をしてみてはいかがでしょう?

なかなか中身の濃い本で、私のような少し頭の固い人間には、少々難しい内容であります。それでも、少しずつ読み続け、腹おちできるまで、しっかりと読み解いていきたいと考えています。
来週も引き続き、メタ思考の名言を拾っていきたいと考えていますので、是非お立ち寄りください!!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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