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AC|罪悪感の正体…

こんにちは。hamuです。

先日、定期メンテナンスとして受けたカウンセリング。
その中で、大きくテーマになったのは「自分が抱いている罪悪感」の話。

自分が悩んだり、落ち込んだりするとき、だいたいこころの中には「罪悪感」が潜んでいます。その正体は何なのか…。

今回はそのアウトプットと整理のため、罪悪感と向き合ってみました。

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「罪悪感」の意味とは?


自分の罪悪感と向き合う前に、もともとの「罪悪感」の意味について調べてみました。辞書で調べると、次のような意味であることが分かりました。

罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。

goo辞書

じゃあ、「罪」とはどのようなものを指すのか。具体的な内容や、その重さは?明確な定義はないようですが、「社会のルールや道徳的な規範から外れた行動」と考えるのが一般的なようです。

自分が罪悪感を抱くとき


「罪悪感」の意味をふまえて、自分がどんなときに罪悪感を抱くのかふりかえってみると、大きく2つに分けられることが分かりました。

  1. 仕事がつらい、辞めたいと感じたとき

  2. 人に頼ったのに、自分が元気になれなかったとき

この時点で、すでにもともとの「罪悪感」の意味から外れている予感しかしません。それぞれ詳しく掘り下げてみます。

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1.仕事がつらい、辞めたいと感じたとき

わたしは社会人12年目ですが、すでに4回ほど転職をしています。それぞれ職場で過ごす期間は1~3年、派遣先の都合という場合もありますが、中には1年未満で終えた仕事もあります。

1か所での仕事が続かないとスキルがつかないし、収入も増えない。また、仕事を変える都度、次の収入が確保できるまでは「お金の心配」が付きまとうため、より不安な気持ちになります。

だからこそ、長く続けられそうな仕事を求めて転職をするのですが、神経質でストレスを感じやすいわたしは、毎回どこかで行き詰って「つらい」「辞めたい」と感じてしまいます。

ふつうは、1か所で長く働くことが当たり前なのに。
ふつうは、わたしの年齢だったらもっと収入があって安定した暮らしができるのに。
自分が不安に感じているのは、仕事を続けられない自分のせいなのに。

うまくできない自分=悪いことをしている、そんな気持ちになり「罪悪感」へと変わっていくのです。

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2.人に頼ったのに元気になれなかったとき

仕事やお金のことで不安を感じ、家族や友だちに相談をします。そうすると、みんな状況を理解したうえで、アドバイスをしてくれます。

でもわたしの不安(特にお金関連)はトラウマも含んでいるため、頭で理解できてもこころの不安は消すことができません。

聴いてもらって、アドバイスまでしてもらって、それなのに元気になれないなんて…。人の時間を奪って迷惑をかけているのに、わたしはその人に「元気」で返すことができない…。

また「罪悪感」に変わっていくのです。


なぜ罪悪感を抱きやすくなったのか


仕事が続かない、お金のことで不安になってしまう、相談しても元気になれない…。どれも社会的な「罪」に該当するほどのことでしょうか。

ストレスに弱くて仕事がつらいとか、お金のことが心配とか、悩みがあるから相談するとか…誰にだって起こりうることです。

問題なのは、「悩みや心配がある」ということではなく、「悩みや心配」が「罪悪感」に置き換わってしまうことなのです。

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罪悪感に置き換わるメカニズム

じゃあ、置き換わってしまうのはなぜなのでしょう?
原因を探るべく、自分が罪悪感を抱くまでに考えることを辿ります。

不安、悩み、心配が発生する
 ↓
ふつうはできて当然なのに、もっと頑張るべきなのに…
「●●すべき」思考になる
 ↓
できない自分が悪だと感じる
 ↓
罪悪感が生じる

なんだか認知の歪みを感じます。
特に2つ目の「●●すべき」思考に、何か原因がありそうです。

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「●●すべき」思考の発端

「●●すべき」思考は、自分にプレッシャーをかけ、ストレスになる危険な要素です。もともと楽天家でマイペースだったわたしが、なぜ「●●すべき」思考をもつようになってしまったのか?

少し考えて、原因の1つに心当たりがありました。
「わたしの両親」と、「両親に影響を与えた人物」です。

わたしの両親は他人の目線や評価を過剰に気にする、いわゆる「他人軸」で生きる人。その両親が大きくかかわっていた人物が、「完璧主義」かつ「自分も完璧にできてしまう人」でした。その人は評価軸も厳しく「できるならOK」「できないならダメ」。そんな白黒思考の持ち主…。

影響を受けやすい両親は、その人の影響を受け…
いつしか家庭の方針となります。

「ちゃんとできないとダメ(やればできるんだから!)」
「他人の評価でOKなら〇、ダメだったら×」

さらにわたしが大学生になるころ、高齢となった両親の収入が減り、経済面でも生活面でも、サポートが必要となりました。それまでの家庭方針+状況に適応するため、わたしは次第にこう考えるようになりました。

「両親をサポートしないとダメ」
「わたしが頑張らないとダメ」
「両親をサポートするために、ちゃんとできないとダメ」

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わたしの中にある「完璧主義」「理想が高い」という気質は、このように形成されたのです。
両親を「他人軸」と感じながら、知らぬ間にわたしも「他人軸」の人間になっていたのです…。


自分を取り戻すために


自分の軸を取り戻すためにできることは、いろいろあると思います。
わたしが実行していることは、

  • 原因となりうる人物(わたしの場合は両親)と物理的距離をとる

  • 自分を大事にしてくれる人を大事にする(夫や家族、友だち)

  • 大事な人に自分のことを話す(自己開示する)

  • 好きなことを見つけたら、とことんやってみる(3日坊主でもいい)

  • 辛いときは病院やカウンセリングなど、第三者の支援をしっかり受ける

また、今回のようにカウンセリング内容をアウトプットすることも有効だと思います。実際、整理すると改めて思考の歪みにも気づけました。

めんどくさい性格だけど、少しずつ罪悪感から解放されて、生きやすくなる日々を過ごせたらいいなと思います(˘ω˘)スコヤカ

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