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脳卒中患者さんを担当した時の実践知識(2) 〜寝返り編〜

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こんにちは!HAMTプロジェクト編集部です。

今回も前回に引き続きスペシャルライターによる特別編!
テーマは鍼灸師にとって興味関心の高い「脳卒中患者さんの評価」についての記事になります。

前回は「端座位」に関する評価や介入方法を、豊富な図でわかりやすく解説してくれましたね✨

今回もめちゃめちゃ分かりやすい内容にっているのでぜひ楽しんで学んでください。また、動画もあるのでぜひご覧ください!


こんにちは。”くっしー” こと櫛引翔太です。

鍼灸師・認定理学療法士の資格を取得しており、
回復期病院、脳梗塞専門の自費リハビリの経験を経て、訪問看護ステーションに勤務しています。

HAMTで全3回、鍼灸師に知ってほしい
「脳卒中患者さんを担当した時の実践知識」
記事と動画で紹介しています。

第2回のテーマは「寝返り動作」です。
コロちゃんは、臨床で新たな問題を抱えました。 今回は寝返りを先輩と解決していきましょう。

臨床の悩み:起きると身体が硬くなる

コロ「片麻痺患者さんの治療後、起きてもらうと、手足の緊張が強くなってしまいます。」

コロ「寝てる時は緊張が抜けてたのに。」
先輩「起きてもらう時、何か気をつけてる?」

コロ「ゆっくり起きて下さい。と声かけです。」
先輩「動作方法に問題があるかもしれないね。」

コロ「えっ。。 気にしたことなかった。」

【こんな悩みはありませんか?】
治療中は、麻痺側の筋緊張が緩んでいたのに、
起き上がると、麻痺側の緊張が高まってしまう。
結局、治療前と同じような状態になってしまう。

文字で見たい方はこのままで、
フル動画は、ページ末尾からご視聴ください。

動作分析のポイント

先輩「まずは寝返り動作を確認してみよう」
コロ「正直、どこを診ればいいですか?」

動作分析のポイント
「動作を分けること」

【Memo】私は動作を評価する場合、コマ送りで見ていくことをオススメしています。「課題はどのタイミングで出現するか」を細かく探します。

先輩「寝返りのどこに課題がありそう?」
コロ「横向きの段階で右肘が曲がってます。」

コロ「他にも悪いところがあるのかも。。」
先輩「コロちゃん。ストップ‼︎」

先輩「良い点、改善したい点、両方考えよう。」

【Memo】治療者は、患者さんの問題点を探し改善しようと努力します。しかし、その思考に偏りすぎると、粗探しばかりで良い面を見逃してしまう可能性があります。大切なことは「プラス面」と「マイナス面」の両方を確認すること。そして、治療ではどちらを伸ばせばいいかを患者さんと共有し進めていくことが重要だと考えてます。

ワーク:「良い点」と「改善すべき点」


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私見ですが、参考にして下さい。

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