見出し画像

オンライン英会話が100人の村だったら?講師の質が意外に高い○○スタン!?

オンライン英会話のネイティブキャンプを始めて11か月になります。

これまでにレッスンを受けた講師は、
🌍37か国126人🌏

オンライン英会話には、イングリッシュセントラルやBizmatesのように、フィリピン人に特化したものもあります。
でも、ぼくはネイティブキャンプやDMMのように、世界中から多国籍に講師を集めるタイプが好みです。

「世界の縮図」のようなコミュニティ。
その一員でいられる感覚。
これが英語学習を継続するぼくの柔らかなモチベーションになっています!

さて、「世界の縮図」なんて言いながら、ネイティブキャンプにはどの国の講師がどれくらいいて、その国は世界のどこにあるのか(;′⌒`)
知ろうともしないまま1年が過ぎようとしていることに気づきました。


ということで、「ネイティブキャンプが100人の村だったら?」と題して、コミュニティの全体像を描いてみたいと思います。


なお、オンライン英会話では、生徒がコミュニケーションできる相手は講師だけ。生徒同士の関係は発生しません。100人の村は「講師」の集まりとして話を進めていきます。

《前置き》
🖊️ぼくはネイティブキャンプの関係者ではなく、ただの会員です。

🖊️ネイティブキャンプの登録講師数は約1万3千人(2023年10月現在)。
サンプル数は十分と思うので、たった一社の統計ではありますが、オンライン英会話のイメージとして、すこし大目に見て頂ければ幸いです。🙇


ネイティブキャンプが100人の村だったら?



1.出身地域


50人がアジア
19人がヨーロッパ
17人がアフリカ
9人が北米
3人が中東
2人がオセアニア・中南米


アジア(50人) ダントツの最大勢力

全村民の半数を占めるのがアジア人。

フィリピン
その中心が42人のフィリピン人です。オンライン英語村を運営するのに、もはや欠かせない存在と言って良いでしょう。

42人 フィリピン the Philippines

日本
そして、なんと意外にも5人が日本出身。
オンライン英語村を初めて訪れる旅人にとって、日本語が通じる村人の存在は、時としてとても頼りになる存在なのかもしれません。

<番外編>講師の質が意外に高いパキスタン
ぼくはパキスタンの講師4人のレッスンを受けたことがあるのですが、いずれもとても流暢で癖のない、聞き取りやすい英語を話す、インテリ系の大学生や英語教師でした。

とても失礼な話ですが、ぼくは過去に職場で受けた国際電話の経験から、南アジア(インド、パキスタン、スリランカetc.)の英語は、ひどい巻き舌で、英語だと認識するのに1分くらいかかるような癖の強い英語だ、という偏見を持っていました。

しかし、ネイティブキャンプで遭遇したパキスタンの講師によって、その偏見は完全に過去のものとなっています。

それで、気になってパキスタンの英語事情を調べてみて、驚きの事実が判明しました。

なんと、パキスタンは、世界の英語話者人口ランキングで、アメリカ、インド、ナイジェリアに次ぐ4位だったのです!

そういわれて冷静に考えると、パキスタンは英国統治下のインド時代、インドの一部だったわけですから、英語話者が多いのも確かに頷けます。


ヨーロッパ(19人) 陰の一大勢力 セルビア

ヨーロッパ19人のうち約半数の9人がセルビア出身です。
セルビアは、バルカン半島にある旧ユーゴスラビア連邦の一角。

9人 セルビア Serbia

ぼくも、これまで多くのセルビア人講師にお世話になりました。
自国愛が強く、高学歴で聡明な大学生、大学卒業直後の若い先生が多い印象です。英語力は全体に非常に高く、聞き取りやすい綺麗な発音が特徴的です。

彼らがいうには、小学生の頃から学校で英語教育を受け、さらに英語のプライベートスクールに通わせる熱心な親も少なくないようです。

ぼくは、セルビア人講師の英語力の高さを知ってちょっと意外でした。
その背景として、彼らにとって、国際公用語である英語の能力を高めることは、ある意味命綱なのかもしれない、と思える政情があるようです。

セルビアは1990年代の旧ユーゴ内戦などの影響もあってか、自国産業が破壊的なダメージを受け、政治・経済がかんばしくない状況のようです。
今でも、セルビアの最大の輸出品目は「労働力」と揶揄されるほど、国外への人材流出が進んでいるようです。


コーカサス
なお、たった1人だけなのですが、穴場としてコーカサス(西からジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン)を紹介しておきます。

1人 コーカサス

西は黒海、東はカスピ海に挟まれ、北にロシア、南にイランという2つの大国と接する地域を、コーカサス地方といいます。

僕はこの3国の講師9人と話しましたが、いずれも驚くほど癖のないアクセントで、流れるような英語を話せる若者ばかりでした。

見た目にも完全にヨーロッパ人といって差し支えなく、実は、非常に質の高い英会話体験ができる確率が高い、お薦めの地域です。

印象的だったのは、何人かの講師が隣国で生まれ移住してきた経験があり、3つ以上の言語を話せることでした。

この地域は、宗教においてはキリスト教とイスラム教が交錯し、交易上はシルクロード上に位置し東西文化の中継点でした。豊かなエネルギー資源や農産物が地域経済に貢献しています。

しかしそれが紛争の原因となり、歴史的にも永く南北から大国に支配され、現在も火種が絶えないようです。


アフリカ(17人) さすがの旧イギリス植民地

南アフリカ、ナイジェリアの2国がトップです。

南アフリカ
アフリカ出身17人のうち、実に13人が南アフリカです。
南アフリカの先生は、ネイティブと遜色ない英語を話す割に、ネイティブとの会話に必要な「課金」を必要としない場合も多く、欧米系の先生を好む生徒にとっては狙い目でしょう。

ナイジェリア
ナイジェリアは地図上の位置を言える人は少ないと思います。
西アフリカの海岸沿いの国で、南アフリカとともにかつてイギリスの植民地でした。

1人 ナイジェリア Nigeria

オンライン英語村ではわずか1人ですが、英語話者数では、アメリカ、インドに次ぐ世界第3位。
総人口も2億人を超える大国(世界6位)であることは、覚えておいて損はないでしょう。

ただ、過去に3人話しましたが、通信環境の悪さが気になって会話に集中できないという短所が目立ち、個人的にはあまりお勧めしません。


中東(3人) なぜか気になる存在

中東は全体の中では3人と少なく、まあイメージ通りですね。
中でもトルコは2人を占め、日本人にもおなじみの友好国です。

トルコ
トルコはヨーロッパと中東の間に位置し、場合によってはヨーロッパとしてカウントされても不思議でないくらいの立ち位置ですが、ネイティブキャンプでは中東とされています。

2人 トルコ Turkey

しかし、個人的には、ぜひチャンスがあればトルコ以外の中東の国の講師と話してみることをお勧めします。

イラン、サウジアラビア、エジプト、チュニジア、などです。

その理由は、日本人がアラブ、イスラムの人と話し、生活や文化、宗教に触れる機会は貴重だと思うからです。

特に女性講師の場合、ヒジャブという衣装を頭にかぶっていることが多く、宗教的な慣習に話がおよぶきっかけになることが多いです。

ヒジャブ

と思いきや、サウジアラビアの20歳の女性講師は、ヒジャブをかぶっていませんでした。王子が経済の民主化を推し進めており、都市部での生活はかなり自由になってきていると聞きました。

このように、同じアラブ、イスラムといえども国の政策や宗派の違いで、庶民の生活の実態が様々であることが分かってきます。

そしてなにより、ぼくはイスラム教の人に対して、「宗教色の強い国民で、分かり合えない向こう側の人」という偏見を捨て、同じ感覚で対等に話せる人たちだな、と理解できたことは、大きな収穫でした。

2.年代構成


57人が20代
24人が30代
11人が40代
8人が50代以上

若い講師が多いですね。

一方、比率としては大きくなくても、ベテランの講師の存在も見逃せません。ベテランにしか期待できない価値があります。

政治・経済や文化の深い話や、時代の変化、最近の若者をどうみているか。ぼく自身が40代後半になり、ぼくに興味のある話題が、若者にとってややハードに映ることがあるようです。
それを求めて、敢えて40代以上を指名することがあります。

オンライン英会話村にも、ベテラン、年配者、長老は必要なのです。


3.男女構成


73人が女性🚺
27人が男性🚹

100人の村で73人と圧倒的に女性が多いのは、アジア圏での女性比率が82%と高く、全体を引き上げていることがグラフから一目瞭然です。
確かに講師検索をすると、フィリピンの女性講師は、検索結果の大部分を占めています。

おまけ 世界の英語話者人口トップ10

世界の英語話者人口のトップ10の推移を示したYoutube動画が面白かったので、参考に見てみてください。


まとめ

ぼくは、たまたま現在ネイティブキャンプを利用させて頂いていますが、
もし全てのオンライン英会話スクールのデータをとったとしたら、すこし違った100人の村ができるかもしれません。

これをひとつの偏った参考情報として楽しんで頂き、すこしでも興味をもって頂いた地域、国があったでしょうか?

であれば、ぜひご自身でも独自の視点で調べ、ネタを仕込み、オンライン英会話の世界を広げていただければ、こんなにうれしいことはありません。

英会話力を高めるには、楽しんで継続することが何より大事です。
ぼくは、自分がやっていることの「全体像を知る」ことは、そのための方法の一つだと思います。

ぼく自身も、オンライン英会話を推しながら、もうすぐ一年になろうとするネイティブキャンプの全体像を初めてちゃんと知り、さらに愛着が湧きました!

最後までお読み頂きありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?