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使っている薬(処方薬)認知症・在宅介護

複数の医者から10年間にわたって処方された「認知症の薬」の一覧


◆抑肝散 2.5g
>イライラ・興奮を抑える
漢方薬、副作用もないが効果もない。毎日数袋使っている

◆ウィンタミン(クロルプロマジンフェノールフタリン)60mg
>抗不安(統合失調)の薬
コウノメソッドで処方された細粒(粉薬)。副作用はないので長いこと使っているが効果は感じられず。気休めに使う。デイでも使う日は2~6袋。多くて10袋。

◆コントミン(クロルプロマジン)12.5mg
>抗不安(統合失調)の薬
ウィンタミンの錠剤版。こちらも効果を実感できなかった。

◆ドネペジル塩酸塩(アリセプト)3mg~10mg
>記憶力改善、認知症の進行抑制
最初の医者に出されていた薬、5年近く飲み続けたが結局中盤からは「興奮」や「錯乱」だけが強く出るようになり、コウノメソッドの医師の勧めもあり使用をやめた。これを飲んで自分の顔をハサミで切り裂いた人がいるらしい。

◆グラマリール(チアプリド)25mg
>抗不安
最初の医者に出されていた薬、5年近く飲み続けたがコウノメソッドのアドバイスで飲むのをやめる。その時にはすでに効果はなかった。

◆ナウゼリン(ドンペリドン)10mg
>吐き気を抑える薬
最初の数年は使っていたが、サプリや薬を飲んでも、特に吐き気もないのでやめた。

◆メマリー(メマンチン)5mg
>認知症進行抑制、鎮静化
ドネペジルの後に出された薬、当時は頓服のように飲んだ瞬間から昏倒していたが、その後悲観した鬱状態になった。その後しばらくして、飲んでも効果が見られなくなった。

◆リスパダール(リスペリドン)0.5mg
>抗不安(統合失調)の薬
頓服として処方される。錠剤と、液体と、両方使ったが、自宅でもまた認知症デイでも、効果を実感できなかった。

◆レスリン(トラゾドン)25mg
>抗うつ、抗不安、不眠の改善
寝つきがいいように夜使うよう処方されたが、特に効果なし

◆ジプレキサ(オランザピン)10mg
>幻覚・妄想・躁鬱(統合失調)の薬
夜寝てる時の痙攣や、アカシジアのようなものが起きていた。興奮だけで効果が見られないのでやめた。

◆セロクエル(クエチアピン)12.5mg
>幻覚・妄想(統合失調)の薬
同じく目立った効果はなかった。逆に興奮が強くなった。

◆アリピプラゾール(エビリファイ)3mg
>幻覚や妄想を抑える
頓服として興奮時に処方されたが、特に飲んでも変わりがなく、むしろ逆に興奮するのでやめた

◆セレネース(ハロペリドール)0.75mg
>抗不安、興奮を抑える
最近コウノメソッドに出された薬、特に副作用はないため、お守り代わりに使っているが、効果は感じられない。

◆デパケン(バルプロ)100mg
>抗てんかん、躁鬱の改善
一時的に「終日落ち着く」ような効果があったが、2週間ほどで認知症が急に進行したようになり、特に読み書きができなくなり、混乱でおさえきれなくなった。その後は服用しても以前ほどの効果はみられなくなった。徐放と非徐放と2種類あり、半錠に割ったり2錠に増やしたりしてしばらく使った。

◆デパス(エチゾラム)0.5mg
>抗不安薬
ベンゾジアゼピン系の安定剤。副作用が強いときいているので処方されたが使わず。

◆ベタニス(ミラベグロン)50mg
>頻尿・失禁の薬
トイレが異常に近く、数分に1回行く上に、屋外でも所かまわず小便するので、泌尿器科に出してもらった薬。結局レントゲンを撮っても膀胱に異常はなく、精神的なものだったというオチで終わり。薬は役に立たなかった。

◆ストラテラ(アトモキセチン)40mg
>発達障害(ADHD)の薬
親も自分も発達障害を疑われていたため、医者から試験的に出された。副作用が強すぎるので飲むのをやめる。親を連れて発達障害専門クリニックに診断してもらいにいったが、65歳を過ぎていたため、診断はしてもらえなかった(ただし状況を聞く限りADHDだろうとのこと)

◆ロゼレム(ラメルテオン)8mg
>睡眠薬
使っても目立った効果なし。

◆ベルソムラ(スボレキサント)15mg
>睡眠薬
たまに使うが、睡眠時間が長くなった様子はない。向精神薬を使わない限り、昼間は騒ぐが、夜は寝る。


それぞれ1週間~10日ずつ単体で試し、医者に相談して、効果が見られなかったら切り替える、を繰り返した。

投与量は医者からある程度任されていたので、処方箋指示の数倍~10倍くらいまで増やしたこともあった。多くは変化がない、逆に興奮する、などでうまくいかなかった。

混ぜるといっても数種類であまり一気に使うことはない。医者に相談した上で、サプリメントは全力で使い、処方薬は1~2種類、せいぜい3種類くらいで効果を探った。

それでも、1~2時間おきの波・躁鬱、しゃべりっぱなし、毎日必ず起きる異常興奮、毎日の警察往復、路上での大小便などは収まらず、効果が見られないものはやめて、副作用のないものだけを残した。

「バルプロ酸」だけは一時的に、目に見えた「落ち着き」「鎮静効果」があったが、代償に短期間で中核症状が進んだのか「読み書き」が主にできなくなり、余計に「わからない!わからない!」と混乱するようになってしまった。

バルプロの効果の方も、最初の2週間で耐性がついたのか効き目が弱くなったので、今は使っていない。

今現在、薬は「抑肝散・ウィンタミン・セレネース(またはリスペリドン)」をベースに他をたまに追加するくらい。量は処方量の数倍。

認知症デイでも薬の効果は見られず、週2回、職員4人で対応して気をそらせてやっているが、病院の入院や、夜の泊りなどは厳しい。

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