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資産形成スピードを加速する-お金が残る習慣3ステップ-

はじめまして。
30代で子連れFIREした女、はみぃです。
私はサラリーマンをしながら株・不動産・暗号通貨などの投資と副業で資産を築き、子ども小1を機に地方移住しFIREました。

子どもがいるのでFIREといっても完全リタイアしたわけではありません。
週2-3で法人向けコンサルをしており、いわゆるセミリタイア生活を送っています。

この記事では、億の資産を作るための基礎として、資産形成スピードを加速する-お金が残る習慣3ステップ-をお伝えします。

この考えを抑えることは、その後の資産形成のスピードを速めることになります。

以下のような人にこの記事はおすすめです


「資産形成を早める方法を知りたい」
「資産形成における考え方が分からない」
「億を超える資産形成がしたい」


資産形成スピードは考え方で加速する

資産形成には時間がかかります。
そして、金額が多ければ多いほど、その時間はかかります。
ただ、資産形成スピードは考え方によって加速させることができるのはご存知でしょうか。

もしあなたが億の資産を形成しようと考えているとします。
その場合、資産額1000万を達成するのが一番大変です。これは多くの人が資産家たちが語り、私自身の資産形成の経験上で感じていることです。

それは、大きな資産を作る上で、一番時間がかかり一番重要な考えを学ぶフェーズだからです。
この期間に資産を拡大させる考え方を学び、いかに身につけるか。次のフェーズ以降、資産額を増加させるスピードが変わります。

その重要な考えは以下の二つです。


  1. お金が残る習慣

  2. 自分の価値を高める自己投資


このうち一つ目のお金が残る習慣について、この記事では詳しく解説していきます。

お金が残る習慣の3条件


最初に有名な資産形成の式を紹介します。

資産形成 =(収入 – 支出)+(資産 × 運用利回り)

橘玲著「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」より

資産が少ない資産形成初期の段階では、この式の「収入 – 支出」に注目します。
なぜなら 「資産 × 運用利回り」の効果は資産が少ない初期の段階では限定的だからです。

ここで、お金が残る習慣とは
・収入>支出 
の管理をし最大化を目指すことです。

ただ、管理といっても、支出より収入が多くなるように頑張ろう!という単純なことをいうつもりはありません。
具体的にここで学ぶことは以下の三つあります。


①収入の把握
②支出の把握
③資産額の目標と期限の設定


実際に私が新卒1年目にやったことです。順に説明していきます

①収入の把握

最初にやるべきは収入の把握です。資産形成の際には、節約!と支出の把握の方がフォーカスされがちですが、私はそうではないと思います。

なぜなら、生きている以上、支出の削減には限界があります。
一方で収入は理論上限界はありません。

収入を把握する方法として、一緒に以下の三つを考えてみましょう。


  1. 今の収入額とその理由

  2. 将来の収入見込みと必要な能力

  3. ビジネスモデルの理解


今の収入額とその理由

最初に、今の収入額とその理由として、月々の給料や年収を確認します。
これは給料明細を見るだけです。簡単ですよね?
ただ、ここからが本筋です。
その収入額になっている「理由」について考えたことはありますか?

例えば、あなたがコンビニエンスストアの店員として働いているとしましょう。時給1000円で毎日8時間、月20日稼働とすると、月収は16万円です。

コンビニエンスストアの店員さんに求められる役割は、レジ、発注、品出しなどですね。コンビニのチェーンによって多少のやり方の違いはあれど、基本的には同じ作業を求められ店員自身の能力の特徴は必要ないものです。

あなたがどんなに有能であろうとも、これはコンビニエンスストアの店員である限り、決まった作業に特徴を出すことは難しく、収入はほとんど上がりません。

このように、今の収入の金額と共にその金額になる理由を、仕事の求められる役割や、作業の特性から理解しておきましょう。


将来の収入見込みと必要な能力

続いて、将来の収入見込みと必要な能力について考えます。
先ほどの、①今の収入額とその理由と同様のことを将来において予想します。

例として、日本企業のサラリーマンについて考えます。日本の多くの企業では多少の差はあれど、基本的に年齢とともに収入は上がります。

身近にいる先輩社員や企業の給与制度の資料を参考に、将来収入がいくら上がるか調べてみましょう。そして、昇格に伴って要求される役割や責任について確認します。自分が収入UPにむけて必要な能力を知るためです。

具体的には、直接先輩社員や上司に面接時や雑談時など、体験を含めて聞いてみてください。
「やる気のある後輩だな」と好感を持たれるのは思われるのはもちろん、「自分の経験を教えてあげたい」と、話してくれることが多いでしょう。

ただこれからの時代、年齢に応じた昇給は減り、能力主義・成果主義を取り入れる企業が増るでしょう。自分にとって必要な能力を知ることは、思ったより収入が上がらない…といったことを避け、予定より早く収入UPするための情報となります。
ぜひ積極的に行動して調べてみて下さい。

ただ、注意事項が一つあります。
それは他社からのフィードバックなしに、推測のみで自分の能力や必要な能力を判断しないということです。

なぜなら、人は自分のことは正しく評価できないからです。また評価をするのも他人です。
手の届きそうな雲が思ったより遠くにあるように、下から上を見上げて距離を図るのは難しいのです。

ビジネスモデルの理解

①今の収入額とその理由、②将来の収入額とその理由 を考えたら次はあなたの働く業界の、ビジネスモデルの理解をしていきましょう。

ほとんどの人が、今や将来の収入の把握をしていても、このフェーズにおいて自分の働く業界や会社のビジネスモデルの理解までしていないのではないかと推測します。
実際に私も最初はビジネスモデルについて理解していませんでした。ただ運よく考える機会があり、この理解が重要だと気づいたのです。

では、なぜビジネスモデルの理解が必要なのでしょうか。

それは、あなたの属する企業や業界のビジネスモデルが古ければ、将来の収入は予想より下回ります。
逆に革新的なものであれば予想以上の収入になりえます。
収入を決めるのは、能力もありますが、ビジネスモデルによるものが大きいからです。

例として、先ほどのコンビニエンスストアのビジネスモデルを考えます。

コンビニエンスストアは典型的なフランチャイズビジネスであり、本部へのロイヤリティーが発生します。
そして支払い割合は、30%~40%以上と売上の多くを占めています。オーナーの利益は、2~3%と言われるぐらいです。

売上減少が利益に大きく響くため、オーナーは経費削減を考えざるを得ない状況です。そんな中店員に求められる能力には特徴ないのです。よほどの人手不足でもない限り、人件費は最低賃金に近づくのは止むを得ないのです。

自分の属している企業や業界のビジネスモデルが収入に与える影響を理解しておきましょう。

②支出の把握

次にやるべきは支出の把握です。
無駄遣いを辞めて節約する!という多くの人が挑戦し、断念するものです。支出の最適化とも呼ばれていますね。

節約をすればするほど一見資産形成上は良いように思われますが、実はそうではありません。その後の人生のクォリティを決めるための重要なフェーズだと思っています。

支出の把握において考えることは以下の三つです。


  1. 心の余裕を得る支出の見極め

  2. 金額以上の価値を見出す習慣

  3. 家計簿を不要とするシステム化


順に説明していきます。

心の余裕を得る支出の見極め

資産形成の加速にむけて過剰に支出を制限する人がいます。それが負担にならない楽しいものであればよいですが、やり過ぎには注意してください。お金を制限しすぎると、心がすさみ、気持ちの余裕がなくなります。
やってみないと分からないことも多いですが、一番重要なのは、これがあるから大丈夫、毎日楽しい、幸せだと思えるような支出を見つけることです。

アイドルを追いかけるのでもいいですし、好きな漫画を読むのでもいいです。
今の時代は、昔と違い情報が溢れ、少ないお金でできることも増えています。損得なしに趣味となるようなものを見つけましょう。

先に楽しみがあると、今の苦しみ耐える力が湧いてきます。逆のとに楽しみが全くない人は小さな苦しみに耐えられなくなります。

資産形成は将来の不安のために実施する人が多いと思います。しかし、今を大事にすることも忘れてはいけません。お金をかけなくても、人生を楽しみ、心の余裕を保てることは重要なことです。
心の余裕を得る支出は自分にとって何か、見極めていきましょう。

金額以上の価値を見出す習慣

支出の把握にむけて考えたいことの二つ目、金額以上の価値を考える習慣についてお話しします。

モノやサービスを買う時に、その金額が適正かを判断し、その金額以上の価値を自分が得られるかを考えます。
簡単に言うと、お得か?ということです。

モノやサービスを買うことで得られる幸せは、一時的なものです。
そのため私は支出の価値を見出すために以下の三つの視点で考えます。

  • 他のモノ・サービスで代替えできないか(本当に必要か)

  • 得られたモノは再利用や活用ができないか(価値が残るか)

  • 経験が変えているか(自分の付加価値になるか)

これらの視点は、今後の投資や事業において重要となるので抑えておくことをおすすめします。

家計簿不要のシステム化

支出の把握にむけて考えたいことの三つ目、家計簿不要のシステム化についてお話しします。

支出の把握というと、毎月家計簿をつけて何にお金を使っているか把握しましょう!というところから入ることもあると思います。
もちろん、それ自体は悪くないことです。
ただ正直家計簿は労力の割に実りが少ないと考えています。

最初から、家計簿を不要にするシステムをつくればいいのです。

  • 天引きで貯金・投資する

  • メインカードを決めてカード決済を徹底する

  • 銀行引き落とし口座を1つに絞る

  • ECショッピングのモールを決める(ヤフー、楽天、アマゾン)

などですね。
カードや口座をまとめることは、ポイント還元などにもメリットがあります。これらをまとめておくことは、将来的な開業や起業における経費化の点でも役に立ちます。

家計簿を別途つけるとなると、自分の時間を使うことになり、もったいないです。自分の時間の節約を徹底して、システム化していきましょう。
毎月の支出額が大きく変動しなくなったら、完了です。

③資産額の目標と期限の設定

最後にやることは、資産額の目標と期限の設定です。
①の収入の把握と②支出の把握ができているので実施することは簡単です。


  1. 将来の資産額予想を出す

  2. 生活防衛資金を決める

  3. 投資の開始時期を決め準備する


順に説明していきます。

将来の資産額を予想する

①収入の把握、②支出の把握が終わったら、将来の資産額を予想します。
1・3・5・10年までをざっくり予想しましょう。この時点では投資については考慮しません。

資産額が1000万以下の場合は、将来的に大きな資産を作るという点でも少額の投資よりも労働収入をあげるたり、将来に向けた自己投資をした方が効率がいいからです。

①・②の情報を基にして決めて、現状の資産形成スピードを確認します、それが自分の理想と異なれば、収入を上げるための手段を考えることになります。今後の資産形成における課題を確認するための予想です。
(なお、この時点ではよほどのスキルがないかぎり、副業より転職の方が収入を上げることに繋がります)

生活防衛資金を決める

次は生活防衛資金について決めましょう。
生活防衛資金とは、日常生活で予測のできない万一の事態に備えて用意しておくべきお金と言われています。
冠婚葬祭、独身の人は結婚・出産、緊急の帰省費用、怪我や病気に備えた費用などですね。1ヶ月あたりの生活費の3〜6ヶ月分の現金が一般的とされています。

その生活防衛資金資産がその金額を上回る時がいつになるか予想した資産額から確認しましょう。
これは、投資をするための準備期間となります。

投資の開始時期を決め勉強する

生活防衛資金が確保出来たら、投資のスタートです。ただこの時点では投資の知識やスキルは低いので定額インデックス投資など積立するのが良いでしょう。

ただここで注意することは、生活防衛資金を残した全額を投資しようとしないことです。
投資を始めると日々の金額増減に一喜一憂することが増えるでしょう。その中で自分の許容できる金額を把握していく必要があります。
また相場によって上がりやすいとき、下がりやすい時があります。
要人の発言に注目し、経済指標を学ぶことも増えます。
負担にならない範囲で楽しく実施していきましょう。

まとめ

今回は資産形成スピードを加速する考え方の1つ

お金が残る習慣の3条件
①収入の把握
②支出の把握
③資産額の目標と期限の設定
 
について、深く踏み込んで解説させていただきました。この考えは過去の自分に伝えたいことであり、一般的な収入や支出の早くの考えとは異なるかもしれません。
私は特に投資のプロでも、事業のプロでもなく普通の会社員でしたが、この考えがあったから早期に資産形成ができたと考えています。

やみくもに資産を増やすことを目指すのではなく、その過程でお金との付き合い方を学んでいっていただければと思います。

資産形成スピードを加速させるもう一つの考え、自己投資については、以下の記事でお話ししています。お合わせお読みください。





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