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自分は矛盾の中で発見する

こんにちは!MAIです^^

もう二度と感じたくないと思ってる惨めな感情があったとして、それを思い起こさせるようなことがあったら全力で逃げたくなるし、向き合いたくないから、気づかないフリをする。だって二度と触れたくないし。閉まっておきたいのだ。

MAIは自分の軸ってものがまるでなかった。

中学生のときのイヤがらせとか、職場でのネチこいイジメとか、巻き込まれて振り回されることもあれば、

友だちにはうまくいかない下手くそな恋愛をずっとバカにされていた。彼氏がいないことをなぜか攻められる。そしていい大人になっても相手に合わせてばかりの惨めな失恋をくらう。なんとか立ち上がるのに7年かかるw

どの場所でもそうだった。どんなに相手に適当に扱われても言いたいことは一切言わない、しかもそれらが平気だと振舞おうとする自分にすら、ずいぶん振り回された。自信がないことを隠すのに必死なのだ。

作り笑顔に違和感!あなたの自己肯定感低めます!!っていう選挙ポスターつくれそうなノリやったで。

こんなブレブレの自分軸のおかげで人に振り回されてばかりだ。コレをやめたい。もうやめたい。脱出したい。

だから考えた。どうすればブレない強固な意志をもてるであろうか。自信がもてるのであろうか。

その時の答えは単純なことばかりだった。

クラスの中では勉強が多少できればイヤがらせしてきてるやつに負けん自信がつくだろう、仕事ができて上司に守ってもらえるようになれば手を出してこんだろう、綺麗になれば相手からよってきてくれるだろう、相手に合わせてもらう戦略をもてばいいだろう、最初から一人でいることに慣れよう。なんて考えた。

考えてることがもう下手くそなのかもしれない。でもこんなことしか思いつかない。それらを実現するために、飛び道具的な才能が何もないMAIはコツコツ積み上げることだけを続けた。

そのお陰で中学生のときからコツコツ型になった。いつでもコツコツを続けるとちょっとずつ成果が見えるようになった。成績があがった、仕事で認められるようになった、どうすれば肌がキレイになるのか研究した、人が動くコツは聴くことだと気づきはじめた。成果がでるとちょっぴり自信になる。自信が微増していく。

ちょっとずつ成功体験をゲットしていく。

その微増が積み重なって、今では人目を気にせずに生きられるようになった。この軸をもつのに20年かかった。

惨めな経験を過去の延長線上だけで思い起こすと、封印してしまいたい地雷になる。

でも今思うと、その時のコンプレックスが現在のコツコツ型で成果を出す自分をつくってくれている。

未来の今から過去の惨めを思い出すと、その惨めの向こう側に、ほんとはほしかった自分=ブレない自分、自信のある自分がいたんだなって思える。

惨めでいたくなかったけど、惨めでよかった。矛盾の中に自分がいた。

本当は、何の迷いもなく、ポジティブに生きたらここにいました!って言えたらカラっと元気がありそうで、超前向きで明るそうだ。

でもそうじゃねぇ。ポジティブはそんな単純じゃねぇ。ポジティブは積み重ねだ。泣きながら積み上げていく矛盾のプロセスを経てポジティブがあると思っている。

一貫性にたどり着くまでは、矛盾の中を生きていい、と今は思う。

矛盾ってダイヤの原石みたいに思える。

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