見出し画像

わたしと悪阻との闘い。


今日は、悪阻の記録です。

もし自分が第二子を授かれたときのために思い残しておきます。

悪阻舐めてた。

妊娠前の私は、悪阻って言ったってちょっと吐くだけでしょ~。そんなことより生理と生理痛がしばらくないのがラッキー☆やったね☆くらいにしか思ってなかった。マジでバカ。今思えば殴りたい。

私の悪阻は6w(妊娠2ヵ月)くらいから始まった。まだ心拍も確認できていない頃だった。(ギリ胎芽があった)

はじめは、なんとなく怠い。眠い。食欲が落ちてきた。こんな感じだった。仕事を終えて帰ってきたらもう疲れて何もしたくない~。けど簡単にご飯は作れるかな、くらい。食欲も落ちてきたとはいえ、焼き肉食べたい!とかお寿司食べたい!みたいな欲求はメキメキ湧いてきた。

それが妊娠3ヵ月に差し掛かると、突然吐き始めた。「あ!これはドラマでよくみるやつやん!」と考える余裕がギリギリあった。吐く日は1日2回くらい吐くけど、安定してる日もあった。まだ焼き肉が食べたかった。

本気を出してきた悪阻。

妊娠3か月の終わりごろにはもう立派に悪阻がきていた。急に食事ができなくなった。何も口にしたくない。全部味が濃い。サラダでさえも気持ち悪い。もう焼き肉は食べたくない。とにかく吐いた。仕事中も、関係なく吐いた。ちょっとだけ潔癖な部分があるので、外のトイレで吐くという行為が嫌すぎて精神面でも結構やられた。吐くだけではなく、体の怠さも強くなった。朝起きれない。昼は会社で昼寝。夜は22時頃には完全就寝。(妊娠前は0時頃に布団に入ってた)とにかく眠かった。1秒でも長く寝ていたかった。体重は2週間程度で3kg落ちた。私はBMIが肥満よりだったため、ちょっとだけ嬉しくなった。

妊娠4ヵ月を迎えるころには、会社を休むことが増えた。全然無理。もう行けない。朝起きて、準備をして、満員電車に揺られ、会社に行き、9時間拘束、また満員電車に揺られて帰ってくる、ということができなくなった。多分、人のニオイに敏感になったせいもある。満員電車の充満した空気、人の口臭・体臭、おじさんの加齢臭、お姉さんの香水、帰りの電車で誰かがマック買って帰ってるニオイ…全部全部無理だった。マスクの上からハンカチで鼻と口を押さえて目を瞑ってやっと乗り切れた。夫のニオイですら、ちょっと無理だった。(普段は無臭なのに)

その他の症状は、頭痛、めまいなどがあった。とにかく何も食べないので、常にフラフラしていた。

仕事も休みがちになってしまったので、そういう面でもメンタルがやられた。会社のメンバーに迷惑をかけて、忙しい中自分の仕事+私の業務も負担してくれている。仕事に行きたくても行けない。行っても集中できずミスしてしまう。少しうつのような感じになった。

一般的に悪阻が落ち着くといわれている妊娠5ヵ月を過ぎても、私の悪阻は治まらなかった。相変わらずほとんど何も食べられない。眠い。怠い。気持ち悪い。エネルギーになるものは何も食べないので、歩くことも困難になってきた。たまに出社しようと思っても、駅で倒れてしまったりで会社にたどり着くこともできない日もあった。

悪阻中、唯一テンションが上がるのが毎日体重計に乗る時だった。体重は妊娠前に比べて6kg落ちた。二重あごはなくなり、目の下が少しこけ、輪郭が一回り小さくなった。背中の肉もちょっとすっきりした。二の腕も細くなった。こんなに急激に痩せて赤ちゃんはちゃんと育つのかな…と不安になったりもしたけど、健診のたびにちゃんと大きくなってたのでほっとした。母体がボロボロでも赤ちゃんは育つってすごい。どんどん育ってね、私の子。

悪阻の終焉

それからもしばらく悪阻は続いたが、さすがに少しずつ食べられるようになってきた。完全に悪阻が落ち着いたかな、と感じたのは妊娠7ヵ月に入るくらいだった。かなり長い闘いだった。

キラキラマタニティライフと呼ばれるのが妊娠中期(5ヵ月~7ヵ月)らしいけど、このあたりから世間ではコロナウイルスの感染者が全国的にちらほら出始めていたので、悪阻が収まっても全然キラキラできなかった。

ここで、悪阻中に食べられものと、無理だったものを記しておく。

悪阻中に食べられたもの

ゼリー、ヨーグルト、アイスクリーム、水、バナナ、いちご、りんご、サイダー、シゲキックス(レモン)、グミ(フルーツ味)、オレンジジュース(100%)

悪阻中に無理だったもの

にんにく、玉ねぎ、ねぎ、ニラ、家で作る麦茶、キムチ、カレー、味の濃い料理全般

悪阻期間は本当につらくて苦しかったけど、赤ちゃんがすくすく育つために必要だったのなら、耐えてよかった、乗り越えてよかった、と今になって思う。

お願いしたいこと。

悪阻の症状や重さ、辛さは人それぞれです。もし、この記事を読んでくださった方の身近に妊婦さんがいたら、とにかく優しく接してあげてほしいです。職場に妊婦さんがいて悪阻で休んでしまっても、とにかく優しく、フォローしてあげてください。電車で妊婦さんらしき人が立っていたら、お腹が出ていなくても席を譲ってあげてください。厚かましいかもしれないけど、お願いします。もう少し、妊婦にやさしい社会になればいいのにな、と思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?