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手段のみが伝えられたときは必ず目的を明確にしよう!

あるグループ内で「○○についてはSNS等での発言はご遠慮ください」という連絡がありました。

後日、この連絡を知っているメンバーしかいないLineグループで「○○はSNSでので発言禁止みたいですねー」と発言したときに、その中の一人が次のようにコメントしました。

「SNS等での発言はご遠慮くださいと言われているのでLineで○○の話題は話さないほうがいいと思います」

確かにLineもSNSの一つなのでSNS等での発言と言えます。ただ「○○についてはSNS等での発言はご遠慮ください」とは情報を拡散しないでくださいという意図だと推測できるので、それを加味すると既に知っているメンバーしかないLineグループでコメントすることは問題がないようにも思えます。

程度の差こそあれ、上記のように「言葉通り受け取る人」と「言葉の意図を汲み取る人」が存在します。

この両者が意見を対立させたとき、大抵の場合は話がまとまらないことが多いです。

今回の例の場合、「言葉の意図を汲み取る人」は『拡散しないでね。』という意図だと思うので問題なないだろうと言い、「言葉通り受け取る人」は『そんなことはどこにも記載されていない。LineもSNSだからやめた方がよい。』と言います。

なぜこのような対立が起きてしまうのか

なぜこのような対立が起きてしまうのか考えると、最初に連絡があった「○○についてはSNS等での発言はご遠慮ください」は手段であり、目的が明確になっていないためだと考えられます。

もし最初から「部外者へ情報が漏れないように(目的)、SNS等での発言はご遠慮ください(手段)」という連絡であれば、それを知っている人しか存在しないLineグループで発言することは問題ないことがわかります。

目的を伝えることでもう1つ良い効果が生まれます。

それは、自分で手段の良し悪しを判断できるようになるということです。

極端な話ですが「SNS等での発言はご遠慮ください」だけだと、部外者が多数いるところで聞こえるように話したり、部外者へ口頭で伝えることはOKなのか?となりますが「部外者へ情報が漏れないように」という目的を聞いていると明確にNGだということがわかります。

このように手段には何かしらの目的が隠れているはずなので、必ず明確にして自分で手段の意思決定をできるようにしましょう。


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