奄美群島でのみ製造が許可されている「奄美黒糖焼酎」とは?
こんにちは☺️
浜千鳥館(はまちどりかん)のなっつです🍊
いきなりですが、皆さん黒糖焼酎って聞いたことありますか?
芋や麦と比べて、聞いたことない。という方がほとんどかもしれません。
それもそのはず。黒糖焼酎が全国で消費される焼酎の中で占める割合は、わずか「2%程度」。まだまだ知名度が低いのが現状です😢
しかし、一度飲むとファンになる人も多い黒糖焼酎。浜千鳥館で実際に試飲されるお客さんからも「焼酎は苦手で飲めなかったけど、黒糖焼酎は焼酎臭くなくて、飲みやすい!」という声をよくいただきます。
そんな知る人ぞ知る奄美の黒糖焼酎。今回は、3つのポイントに分けて、黒糖焼酎の特徴をご紹介したいと思います。
黒糖焼酎の特徴①ルーツはタイ・インド
黒糖酒のルーツはインド・タイと言われ、産地によって原料は異なるものの、やしの実、さとうきび(黒糖)、米を原料として蒸留酒が作られます。
この製法が約500年前に沖縄に移入され、その後奄美に伝来して製法技術に幾多の改良工夫が加えられ、現在の黒糖焼酎が生まれたと言われています。
約500年前の人とほぼ同じお酒を飲んでると思うと、なんだか不思議な気分ですよね。
黒糖焼酎の特徴②製造が奄美群島でのみ許可されている
黒糖焼酎の原料は、「米麹」と「黒糖」。
本来、黒糖が原料の場合は、黒糖だけでお酒が作れるのですが、その場合、酒税法上、洋酒のスピリッツ(ラムなど)に分類されてしまいます。
奄美大島は、琉球王朝の支配下の時代に始まり、薩摩、アメリカと、絶えず時代の流れに翻弄され、苦労を重ねてきました。そうした歴史的背景の下、昭和28年の日本復帰に際し、奄美の黒糖酒は、米麹を使うということで、本格焼酎としての安い酒税が特例的に認められました。
現在、奄美群島に約23の酒蔵があり、そのうち8つが奄美大島内にあります。
黒糖焼酎の特徴③ほんのり甘いが糖質もプリン体も0
黒糖焼酎は、原料に黒糖が使われているため、ほんのりとした甘い香りが特徴です。
しかし、蒸留酒であることから、他の焼酎と同じく、糖質は含まれていません。
どういうことかというと、蒸留酒は、ワインや日本酒、ビールなどの「醸造酒と違い、一度蒸発させて、原材料からアルコールと香りの成分だけを抽出しているため、元々含まれていた糖質は含まれないということなのです。
ほんのり甘さを感じるのは、香りの成分が抽出されているからです。同じ理由から、プリン体もゼロです。
また、原料の黒糖は、ビタミン・ミネラルを多く含み、疲労回復や高血圧に効果が高く、奄美では昔から「生き薬」とも言われていました。美味しくてヘルシーなお酒とは一石二鳥ですね☺
まとめ
まだまだ知名度が低い黒糖焼酎のこと少しでもお分かりいただけたでしょうか。
おおまかに3つの特徴がある黒糖焼酎。
糖質・プリン体ゼロで健康を気にする方でも楽しめるお酒なので、ぜひちょっとした晩酌、食中酒に取り入れてみてくださいね♪
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