【加害者は僕たちが作っている】

僕たちは、自分が否定するものによってのみ自らを傷つけています。


僕たちが肯定するものは、

僕たちを優しく包み込み、力を与えてくれます。




僕の友人の身近な話で、

『会社の社員旅行で同室の人のイビキがうるさくて眠れなかった』

という愚痴を聞いたことがあります。



よくある日常の会話だと思います。



なぜその人はイビキがイヤなのでしょうか。



人類のこれまでは、

『イヤなものはイヤなんだ。イビキは誰だって心地良いものではないでしょう』

と『なぜ嫌いなのか』という理由を問うのでなく、

生理的に嫌なんだということで済ませてきました。




しかしその人は、電車に乗った途端、

こっくりと居眠りを始めます。



人のイビキよりも電車の騒音の方が上です。



ボリュームたっぷりのカラオケボックスで

うたた寝する姿も何度か目撃しています。



『うるさくて眠れなかった』

はウソです。





その人を悩ませているのは、

『夜は静かであるべきだ』

という考え方の方なのです。





人は、

心理として『静かにしないといけない』という想いが先にあり、

その思い通りでないところにストレスを感じます。




カラオケや電車は音が合って当たり前です。



当たり前と捉えているものとは、

あなたが受け入れているものです。




受け入れたものは、もはやあなたの外にはなく、

あなたと一体です。



一体となったものから被害を受けることはありません。



どんな騒音も、その存在・波動を受け入れているモノ・コトと、

あなたは分離しないのです。



つまり被害者にはなりません。


あなたと同化したご自身の一部である音の中で、

スヤスヤと安らかな眠りに落ちていくのです。



ではなぜ同化出来ないのでしょうか。



『良くないモノ・コト』と思ったものはあなたから分離し、

あなたに影響力を持ち始めます。



夜中に大騒ぎするお子さんや隣人は、

そんなあなたの固定観念を発見させてくれるために現れてくれた

キューピットだと考えるゲームをしてみてはいかがでしょうか。




誰かに何かに心がザワザワしたとしたら、

内側と向き合ってみて下さい。



『なぜザワザワするのか？』

と。



『意地悪だから』

と心の声から返ってきたらそれが原因です。



あなたは『意地悪であるべきでない』というルールを、

一生懸命に守っているのです。



あなたも僕も含めてみんなどこかで意地悪です。



どうぞ、意地悪な自分を許してあげて下さい。



『あら、意地悪でもいいんじゃないか』

と思える心を持ち合わせたその時、

あなたの人生で起こる興味深い出来事を体験し、観察してみて下さい。




今日も東京はいい天気です。




応援していますね。

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