利益ばかり追求すると衰退する

ずいぶん前のこと、
「会社の目的は、何だと思う。」
上司に質問されたことがあった。

わたしは、
「利益を出すこと」
と自信満々に答えたら、怒られたのです。

当時の私は、何で怒られたか意味不明。

上司は教えてくれたのです。

目先の利益ばかり追い求めると
会社は衰退していくんだ。
企業の目的は、存続と永続的成長。
存続させて、従業員を守らないといけない。
永続的成長を通して社会に貢献していけるんだ。
目的を達成するための手段として、利益を追い求める必要がある。
だから、利益を出すことが目的だと勘違いしてはいけない。

今、上司の言葉を深く考えさせられるときがきてます。

コロナの影響で売上が減ったのです。

会社からは人件費の削減を求められました。

売上が減ったら、
人を減らしたらいい
と考えるのは果たして正しいのだろうか?

確かに、一時的に効果はあるかもしれないが、
長続きしないだろう。

逆に、一人一人の負担が増大し、
仕事の質が落ちてしまうだろう。

働く仲間の負担が増大すると
➡︎仕事の質が悪くなり
➡︎心身共に余裕がなくなり
➡︎お客様に提供する製品やサービスの質が悪化する
➡︎お客様が減る
➡︎仕事が減る

このように、マイナスのスパイラルに陥ってしまいかねない。

仕事が減ったからと安易な人件費の削減を考えてはいけないのだ。

人材は会社の財産で、「人財」と言い換えられる。

ノウハウやサービスは真似できるが、人は真似できない。

会社が育てた人材は、宝物なのだ。

その人財を削減するときは、会社が窮地に陥った時だけ。

そうならないように、リスクを想定し、外部変化に対応できる基盤を強化しておく事が企業努力ではないでしょうか。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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