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よくばりな読書、あれもこれも(240708)

つまみ食いをしたら美味しすぎて手が止まらない、みたいな経験は誰にでもあるのではないだろうか。

しかしそれは食べ物ではなく、読書で似たような現象が起きた。
以前から一冊の本を読み切ったあとに新しい本を読むというスタンダートな読書方法を取っていないので、常に複数の本を読んでいる。
気になる本は買って、積読する、もしくは、読みたい本が出てきたら、他に読み終えていなくても読み始めるというスタイル。

いままさに3冊同時に読んでいる。
そしてその3冊とも、止められないほど面白いから困っている。

早く続きを読みたいのだけれど、あっち読みたいし、こっちも読みたいから同等の時間しか割けないという状態。
自分の本のセレクトが、神がかっていた証拠だ。

朝、出かける前に「エッセイストのように生きる」松浦弥太郎 著を読み、
通勤中に、kindleで先日まとめ買いした海野幸先生のBL小説をチョイス。
そして昼休みには、ふたたびそのBL小説を5分間だけ読む。(この時間を作るために、歯磨きを急ぐ)
キリのいいところで、紙の小説本で村上春樹氏の「騎士団長殺し」を開く。

そして昼寝もしたい。
あぁ、昼休みが忙しい!

海野先生の本、昨年出された本から読み始めたんだけど、出だしから大当たりの予感!
描写が格段に丁寧になっていて、回想シーンだけで泣きそうに。
あらすじだけ読むとタイムリープものみたいだけど、以前読んだ作品にも「平行世界」を行き来する設定の小説があって、めちゃくちゃよかったから、期待が膨らむばかり~!!

あからさまに「異世界」と書かれた作品は読まないんだけど、自分はもしかるすると「現実に沿った別時空」には興味あるのかも……と思ったり。

村上春樹の作品もそういうの多いから。
相手が過ごしていた知らない時間、それを突きつけられたときの虚無感。
これは「騎士団長殺し」も出だしから炸裂してて、ページをめくる手と時計とにらめっこする自分がせめぎあっている。

ファンタジーが苦手と思い込んでいるが、自分に持っていない世界を覗きたい願望は選ぶ小説に顕著に出ている。
そして良い小説に出会うと、自分の作品もするすると思いつかなかった設定が浮かんだり。

本も読みたいし、小説も書きたいし、寝たいし。
忙しいときほど、やりたいことが増える現象に名前をください。

noteの日記、ギリギリ更新。
このあとすこしだけ執筆して寝ます。


最後まで記事を読んでくださってありがとうございます。 読んでくださった方の心に少しでも響いていたら幸いです。