本気度MAXの練習方法
こんにちは。日本で数少ないプロのカリグラファーとして20年以上活動しています。
カリグラフィーとは美しい手書きのアルファベットのこと。専用のつけペンを使って書きます。
プロがすすめるカリグラフィー練習法です。初心者さんにとってはきついやり方ですが、週末テストのように時々でいいので取り入れると格段に上達します。
テキストは本
2021年1月に発売された「カッパープレート カリグラフィー」を使って、改めて書体を学んでいます。解説が丁寧なので独学でもOKです。
カッパープレート カリグラフィー (日本語) 株式会社ビー・エヌ・エヌ
本に記載のQRコードからガイドシートをダウンロードできます。
時間は30分
タイマーをかけると最後まで集中することができます。30分が長く感じるなら20分でもいいでしょう。
1回の時間が長いよりは、継続可能な短い時間の積み重ねの方が効果的です。物足りないかな、くらいでやめるのがコツ。
道具
カッパープレート体は先の尖ったペン先と形のかわったオブリークホルダーを組み合わせます。
不透明水彩絵の具で練習すると黒がくっきり見えて、文字の形がわかりやすくなります。
紙はコピー用紙で十分です。ガイドシートをプリントして用意します。何枚か重ねると文字が書きやすくなります。
効果的な練習法
最大のポイントは、見本に自分の文字を重ね、文字の形を丸ごとチェックすることです。
通常の練習だと見本と文字を並べて見比べますが、それだと細部までぴったりとあっているかまではわかりません。
見本の上に練習用紙をのせて、練習用紙をぱたぱたさせて、見本とのズレを確認します。大概かなりずれています。
どこをどうなおすか、例えばこの縦棒は短くしその分カーブを広くする、など課題を見つけてまた練習をします。
この方法はすらすら書き続けるよりもストレスを感じます。単純に気持ちよく書きたい方にはちょっぴり辛いと思います。
カリグラフィーは日本の書道と同じで、まずは書体の持つ型を真似ることがスタート地点。この意識づけはとても大切です。
鉛筆で書く
鉛筆で練習するのもよいでしょう。つけペンで線のコントロールすることが難しいと感じるなら一段簡単にして形の確認だけするのも有効です。
添削をする
練習をしたら赤鉛筆で添削をするのもおすすめです。見本と自分の文字をしっかり見比べる意識がつきます。
いかがでしたか?
noteではデザイナーさんもたくさんいらっしゃると思います。自分の手で文字を整える訓練になりますので参考にしてくださいね。
練習風景は動画にしています。
本の解説動画はこちらから。