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令和5年9月議会 決算審査特別委員会(総務分科会)消防局とのやりとり

浜中吾郎です。今回は、私が市原市議会の決算審査特別委員会のうち総務分科会で質問した内容について載せていきます!(令和5年9月21日実施)

※参考1
市原市議会の予算審査・決算審査特別委員会は、分科会方式をとっています。そのため、浜中の場合は常任委員会で所属している【総務常任委員会】の所管を【総務分科会の委員として】審査することとなります。

※参考2
分科会に所属する議員一人につき30分(執行部答弁含まず)の持ち時間制となっています。また同じ会派の議員が同じ分科会に所属している場合人数分の持ち時間となります。(例えば総務分科会に2名いた場合30×2=60分といった形)こうした持ち時間制及び質問する順番(先に質問する議員の方がより自由に聞くことができる)を意識して頂くとより実情がわかると思います。議事録を転記しているので幾分わかりづらい所もありますが、ご了承下さい。

※参考3
所管の質問の順番は、企画部→総務部、選挙管理委員会事務局、監査委員事務局、議会事務局→消防局→財政部となっています。

【以下、総務分科会(消防局所管)での浜中のやりとり】
◆浜中委員 まず初めに、消防車両整備事業について伺います。
 令和4年度において半導体を含む部品不足が起きて、1台納入延長予定ということで、執行額に変化が出たと思いますが、全体の車両整備計画に影響はありましたでしょうか、伺います。

◎中村警防救急課長 全体の車両整備計画への影響についてですが、令和4年度は、消防車両3台の更新を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ軍事侵攻の影響などを受け、半導体を含む部品不足によるシャシー生産の遅延によって、更新車両のうち、はしご装置を備えた大型高所放水車の製造が困難な状況となり、車両更新まで消防力を維持するため、令和4年度末に廃車予定となっておりましたはしご自動車と大型高所放水車の運用を延長するため、車検整備費、保険料、自動車重量税などを予算計上しておりますが、令和5年度以降の車両整備計画への影響には、今後、シャシーの製造は、従前のとおり行われることを製造業者に確認しておりますことから、影響はないものと考えられます。

◆浜中委員 現状の消防力維持のために行ってくださった措置というのは、非常にありがたいところだと感じました。影響もないというところで、やはり消防車両の整備は計画的行われていくことが望ましいと思います。
 今回起こったことは不測の事態だったので、難しいところは当然あったと思います。今回の件を受けて、今後事前にリスク回避など、できる方法がありますでしょうか。見解を伺います。

◎中村警防救急課長 事前のリスク回避についてですが、今回のように、サプライチェーンが途絶した場合におきましても、災害活動に必要不可欠となる車両及び資機材の整備は、適切に行わなければなりません。このことから、今後も国内外の社会情勢を注視しつつ、他市消防本部や艤装業者、シャシー製造業者などから最新情報を得て、ゆとりのある発注計画を作成するとともに、災害活動を担う消防車両の更新が適切に行えるよう、国や県など関係機関と連携強化を図り、市民の安心安全に寄与してまいります。

◆浜中委員 ぜひ様々なところに目配りをしていただいて、影響を回避できるように進めていただきたいと感じております。
 続きまして、泡消火薬剤更新等事業、こちら伊藤委員も質問されておりましたが、私からの質問として、事業費内訳を見たときに、石油貯蔵施設立地対策等交付金も大きく出ているかと思います。こちらの一般財源と交付金との関係について伺います。

◎廣瀬火災予防課長 泡消火薬剤更新事業の財源は、関係部局と協議を図り、特定財源を有効に活用するため、大半を石油貯蔵施設立地対策等交付金で充当し、また、泡消火薬剤の廃棄処分につきましては、石油貯蔵施設立地対策等交付金の事業目的であります社会インフラの整備支援に該当しませんことから、一般財源を充当したところでございます。

◆浜中委員 廃棄については一般財源を活用したということで承知しました。
 続きまして、事業の自己評価において、今回7万リットルについては、更新を実施しましたが、更新対象外の2万7,650リットルについて、今後、劣化試験の結果、更新が必要になってくる可能性もあるかと思いますが、見通しやスケジュール感など、現状想定しているものについて見解を伺います。

◎廣瀬火災予防課長 更新対象外の消火薬剤2万7,650リットルの管理につきましては、消火薬剤の機能を維持するための措置として、現状、3年ごとに経年変化試験を実施しております。また、令和5年5月に、当該薬剤の試験を実施しました結果、使用に際し問題はございませんでした。
 次に、更新時期の考え方につきましては、経年変化試験において品質の劣化が認められた場合、早期の予算計上を図り、泡消火薬剤を更新し、消防力の維持に努めてまいります。

◆浜中委員 今年については問題なかったというところと、必要になった場合は措置が図られるということで、こちらもやはり必要な薬剤になってくるかと思いますので、臨機応変に対応していただけるのが望ましいかと思います。

以上

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