テストで1番大事なこと

こんにちは。
最近記事を書いていると、
数学の具体的な分野よりも
考え方のコツや方法が人気あるようです。

結構抽象論になるので、
なるべく分かりやすく、
具体例を述べながら書いているつもりですが、
分かりづらい時は是非コメント欄に書いてください。
よろしくお願いします!

今日は最近テストがあった生徒の結果を踏まえ、
思ったこと。
なかなかテストの点が伸びない人や
理由が見つからない人に少しでも届いて
これらのヒントになれば幸いです。


①テストとは

テストというのは簡単に言えば
「確認作業」です。

・前回のテストからの内容
・1年間のまとめ

がメインです。
(一部、受験というテストがありますが、これは確認作業の中でも少し違うので今回は省きます)

よくテスト◯週間前から勉強を始める人がいますが、(ほとんどの人がそうかもしれませんが)
それは「テストは確認作業だ」と知らないことと同義です。

テストをすることで
・理解度合い
・不十分なところ
・適度な練習量
をチェックすることができます。

②やり直しと解き直し

「やり直し」を言葉通りとらえて
「間違えたところを正しく直す」と捉えていませんか?

実は①で述べたテストを踏まえて

・自分に足りなかったところ
・今後の課題(やるべきこと)
・次の目標

を見つけることまでがやり直しです。

「解き直し」とは
「やり直し」の一部のことで、
上の3つをするため、
まず始めにやることに過ぎません。

③「なぜ?」を考え抜く

やり直しにおいて1番重要なのは
「なぜ?」を解決させることです。

・なぜ正解したのか
・なぜ不正解したのか
・なぜミスしたのか

1.なぜ正解したのか

正解した理由を考えるのは不自然に見えます。
ですが、正解にも
・偶然正解した
・理解して正解した
・これをやったから正解できた
などの正解に辿り着いた道すじがあると思います。
偶然正解した場合は次回は間違える可能性大です。
正解するために何をやったのかも重要です。
それを次回もすれば、正解をどんどん増やせるからです。

2.なぜ不正解したのか

不正解の理由は科目や問題形式によって異なります。
暗記科目はただ覚えているだけなく、
ちゃんと漢字やスペルを正しく覚えているか。
理数系科目は計算方法だけでなく、
正しい計算式が立てられるのか、
ミスの少ない計算が出来るのかなど、
細かく分析すればするほど、次に繋がります。

3.なぜミスしたのか

「なぜミスをしたのか」については
「練習が足りなかった」と結論づける人が多いです。
確かにそうかもしれませんが、
では、次のテストではどのくらいの量をどの期間で、何に気をつけて練習するまで考えられているでしょうか?
その目安も分からない人が、次のテストで同じような点数や反省を繰り返し、
「分からないものはしょうがない」
で終わってしまうように思えます。

4.練習量=気持ちの高さ=注意力

僕は練習をやっている人とやっていない人では
単に量が違うだけではないと考えます。

例えば皆さん、自分が本気で練習してきたものを思い出してください。

逆にあまり本気でやらなかったものも思い出してみてください。

どちらがミスや不正解が多くて、
どちらが次回頑張ろうと思えましたか?

練習をしてきた。本気でやった。というのは
本番でそれだけ緊張します。
最後まで粘ります。
ミスへの気配りも気にします。

練習は中途半端。本気とは言えない。というのは
緊張感がないです。
無理なものと簡単に判断します。
ミスに気づきません。

これが練習量の違いから分かる、
1番大きな差だと思います。

練習量とは「本気度」「次への持続力」
「モチベーション」につながるのです。


④最後に

中学生や高校生の一部は、なかなかこのようなことに気づくことは難しいと思います。

順調に進む人のほとんどは
「素直さ」「真面目さ」「堅実さ」が
自然とそれに気づかせてくれますが、
みんながそうとは限りません。

勉強でトラウマができた人ならなおさらです。

今日の記事は「やり直しの大切さ」を少しでも知っていただけたら幸いです。

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