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高校数学の勉強法

あけましておめでとうございます🎍
今年も「日々の気づき」や「今までの経験から得たこと」を皆さんに伝えていければなと思います。

今日は数学,算数の勉強法第三弾。
「高校数学の勉強法」

完全版とまではいきませんが
僕が約8年間してきた講師業、
約20年やってきた算数,数学でこれがいいと思ったものを書いていくので、
1つでも参考になることがあれば幸いです。

ではどうぞ!

1.数学はまず見て理解しよう!

今から話すことは教科書はもちろん、
チャートシリーズやfocus goldやlegend,そして多数ある問題集について話したものです。
もし特定の問題集について質問がある方は是非コメント欄へ!

さて。数学だけに限りませんが、勉強は書いてなんぼとよく言われてきました。学校でも塾でも親からも。
とにかくたくさん解けと。

ただ、高校生の方,高校を卒業した方は知っていると思いますが、全部の問題を解く時間なんてありません。
そんなことをしていたら、他の科目に勉強時間を割けなくなります。

また、全部の問題を1回ずつ解いたところで、のちに書く「自力で解けるようになる」ようになるでしょうか?
難しい問題や自分にとって苦手な問題は1回や2回では解けるようになりません。

解くことが大事。回数も大事。
でも時間が足りない。
どうすればいいのか。

そこで僕が出した結論は

「読め」

です。

読んで理解できるなら、そこのページは良しとする。そしてどんどん進みましょう。
「読むって…!!それじゃあ理解したのか、自力で解けるか分からないじゃないか!」

そうです。ですが、数学は書いてることが理解できるかがまず第一関門なので、まずは読むだけでいいんです。
繰り返しやって、「自力で解ける」という最終ゴールに着きたいのであれば、1周目はまず読んでください。

ある本で「物事は2週間に3回復習をすれば、その物事は長期記憶されやすくなる」という言葉がありました。
なので、これから話す内容は3回復習することを基準に話を進めます。

次に「どのように読むのか」「読んでどうするのか」を書いていきます。

・読んで理解できる所は何もせずそのまま進む
・読んで理解できない所はフセンを貼る
・フセンの所は人に教えてもらう
・心配なら紙に解いてもいいが、難しいと感じるところや計算がややこしいところのみにする

これは特に時間のある1,2年生におすすめします。
3年生はやることがたくさんあるので、のちに入試問題や過去問の反復法について少し追記します。

フセンの所を教えてもらうというのは
主に数学を得意とする友達にしてもらうといいでしょう。学校や塾の先生でもいいですが、身近にいて聞きやすいということでは
友達→学校→塾
といったところでしょうか?



2.理解ができたら、自力で解答作成

1周目で理解ができたら、次は自力で解答が作れるかを試しましょう。
問題によっては簡単なものもあるので、「これはやらなくてもいいかな」と判断できるものはすっ飛ばして結構です。

特にしっかりと解いてほしいのは
・計算や書き方がややこしい問題
・自分の苦手分野の問題

です。これはしっかり3周しましょう。
(3周の話は「1」にて。)
つまり
・たくさんの量をやる
・複数回やる
・身につくまでやる

これらをするためには、
・1周目に読んで理解
・2周目に解く
・大丈夫そうなら飛ばす
・できない所に時間をかける

ということです。
これでも結構時間がかかるものです。
ですが数学は「積み重ねの学問」です。
国語と英語もそうなのですが…
これらは一朝一夕で成績に表れるものではありません。

他の科目の勉強で時間がないという人は
理科社会は最低限、テスト前勉強などにして
普段の勉強はこの3科目に時間を注いでください。

特に数学はまとまった勉強時間が必要です。
英語の単語や古文単語を長々と見るのはおすすめしません。すき間時間でもできますから。

勉強は
・今しかできないものをやる
・気分が乗る時に気分が乗る分野をやる
・単語系はすき間時間にできるもの

を徹底すれば勉強効率は上がると僕は思います。

少し話は逸れましたが、
高校数学の勉強法のほぼ全てです。

あと、高校3年生についてですが、
数学の過去問や模試の問題を復習するとき、
「解法の流れを思い出せるか」
に焦点を置いて復習をすると、1問あたりに時間をかけずに進めることができます。
復習の時に1つ1つ解き直しをする人がいますが、
これは時間が足りなくなる要因になります。
数学は解法の「流れ」が重要ですから、

・まず初めに何に気づくべきだったか
・忘れてはいけないポイントはなかったか
・全体像が見えるか

を思い出せるようなら、解き直しは不用です。
実際、僕は生徒にこの作業を今させています。
1問1問を理解するより、いろんなパターンがあったことを思い出させる方が本番で役に立つからです。



3.身近な人に添削してくれる人がいれば◎

ここからは2次試験などで数学を使う人へのお話です。

「自力で解けるようになること」という話が出てきましたが、問題集や参考書の問題を完璧に書ける人なんていません。

ただ解答のおさえるべきポイントは存在します。
これに関しては自分1人ではどうしようもないところです。

なので、身近な人で数学のできる人に添削してもらいましょう!
・学校の先生
・塾の先生
・友達
だれでもいいです。
一番しやすいのは学校か塾の先生ですね。


4.最後に

数学の勉強はコツとリズムを掴めれば意外と簡単です。
やっていくと、「あ〜、この感覚ね」というのが生まれます。コレにテストの点数が付いてくるともう、確信に変わります。

おそらく不安な人は心配だからと何度も何度も同じ問題を書いて解いてみる傾向があります。
でも数学ができる人はその問題の「流れ」を捉えます。書くのではなく、言葉に出して説明してみせます。

量と時間が必要になるからこそ、
「書く」よりも「読む」「言う(説明する)」ことが重要になります。
これは「書く」を否定しているのではなく、
「書く」の欠点である「時間がかかる動作」という面をフォローしているのです。

テストの時は当然紙に書くわけですから、
書く作業がなくなるわけではないし、
全てを「読む」「言う」に変えると、複雑な問題は対処しきれないので、そういった時は「書く」べきです。


是非、この勉強法を取り入れて
高校生活の難関「数学」という学問を乗り越えましょう!

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