金木犀とともにやってくる秋の気配
僕にとっての秋は、金木犀の香りとともにやってくる。ほんのりと葉が色づき始めるよりも早く、蝉の声がいつの間にか聞こえなくなって、秋の虫たちの鳴き声だけになる。
風はカラッとさわやかになる。とっても気持ちのいい、過ごしやすい季節だ。夕方の空も好きだ。雲が少し出ているくらいがちょうどいい。刻々と変化していく夕焼けは、ずっと見ていたいように思うけど、ほんの一瞬の出来事だ。
くり、さつまいも、かぼちゃ。黄色い食べ物たち。野菜売り場で目にするだけじゃなく、アイスやジェラート、季節限定のパンなどなど、いろいろなところで目にするようになる。見ると気持ちが上がる。
くりは、くりそのものを食べるのも、栗きんとんも好きだ。さつまいもは、茹でて食べることが多いけど、石焼き芋はまた格別で、特別感とともに美味しい。かぼちゃはそのまま食べるか、かぼちゃ汁粉だ。
かぼちゃ汁粉は、その名の通りかぼちゃのお汁粉だ。白玉を入れて、あんこの代わりにかぼちゃを使う。甘いおやつで、北海道では食べるらしい。あまり一般的ではないのだと思うけど、食べたくなる。
秋といえば、食べ物のことがいろいろと思い浮かぶ。1年の中でも、一番食欲が増す季節のような気がする。ただ食いしん坊なだけなのかもしれないけど、とにかく美味しいものがたくさんある。秋という季節。
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