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もやもやの渦の中にいる

 気持ちのいい天気とは対照的に、僕の心の中はもやもやが渦巻いている。どうもここしばらくの間、そういう渦の中に迷い込んでしまっている。これまでの僕自身のありようというものが、はっきりと現れ出ている様なそんな状況になっている。なるべくしてなった。望むべくして、そうした渦中にいるのだろう。

 決して望んだわけではないと言いたくても、実際にそのような状況に追い込んでいるのは僕自身である。誰がどうこうということではなく、僕自身によるものだ。1つ1つの意思決定を、決断や判断の連続の中で、1つ1つを選んできたことの結果が今の状況を作り出している。その事実を認めること自体ができないようではどうしようもない。

 どこかで保身に走って、何よりも最優先が自分になってしまうと、もうどうしようもない。客観的に自分を見ること。自分という存在から一歩引いたところから、客観性を持って、俯瞰する。そうすると見えてくるもの。渦中にいると、なかなか見えない。自分だけではどうしようもない。そういう悪循環になってしまうと、なかかな大変だ。

 言葉にしてみると、ちょっと引いてみることができる。今の僕の感じに触れることができる。言葉にしたことが、ちょっと感じていることとは違うなとか、この感じそうだなとか、感触を確かめることができる。手触りはどんな感じであるか。そういう感じを、手探りで探し当てていくこと。1つ1つをクリアにしていくことで、はっくりとしてくる。

 丁寧に見ていくことが明らかになっていくことがある。すっとなかったことにしたり、スルーしたり、誤魔化したりしていては、ただ先延ばしにしているに過ぎない。言葉にしたことを手掛かりにして、そこから手繰り寄せることで見えてくるもの。そのことに正対すること。素直に自分自身のありようを認めること。

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