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克服したなーと思うこと

僕は小さい頃、人前で話すことが苦手でした。機会があっても決してやろうとはせず、幼稚園や小学校の学芸会で、舞台の上で演じることができませんでした。その勇気がありませんでした。そんな僕は、やりたい気持ちはあっても、演じている人たちをいつも憧れの眼差しで見ていました。

小学校の朝礼や運動会の開会式などでも、壇上に上がって話している人を見て、「よくできるな。」「すごいな。」と思う気持ちはあるのに、「とても自分にはできないな。」と思っていました。だけど、「自分も壇上に上がって話したい。堂々と話せたらいいな。」と、やりたい気持ちはありました。

そんな僕ですが、中学の時、担任の先生に「やってみたら?!」というお膳立てをもらったことをきっかけに、朝礼で前に出て話す機会を持つようになりました。話す内容を事前に書いて、担当の先生に毎回添削してもらっていました。月に1度くらいでしたが、前に出る機会を持つようになりました。

初めは原稿を読むことでいっぱいいっぱいでしたが、徐々に前を見て話すことができたり、目の前の人たちの様子を見る余裕が生まれ、話すことを楽しめるようになりました。演じるいうことは苦手意識を持ったままでしたが、前に出て話すことは、中学で場数を踏むことで克服することができました。

もともと目立ちたがりやな性格で、目立つことは好きだったのですが、どうも人前に出て話すということに対しては抵抗感があって、苦手意識が先行していました。それなのに前に出て話す人を見て、その人に憧れていて、自分もあんな風に話せるようになりたいと思っていたのでした。


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