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ドリームオーダーデッキ紹介#1『スタートデッキ 横浜DeNAベイスターズ/広島東洋カープ』

皆さんこんにちは!浜風ゲーマーズのまじっくきゃっとです。このnoteでは、プロ野球カードゲーム DREAM ORDER (#ドリオ)に関する考察記事やデッキレシピ等をお届けします。

本記事掲載のデッキを用いた対戦動画はYouTubeでも公開しております。

実際の使用感を知るため、ご視聴戴ければ幸いです!


スタートデッキ 横浜DeNAベイスターズ

まずは、CSD03 セ・リーグ スタートデッキ「横浜DeNAベイスターズ」を使った横浜純正デッキの紹介です。

CSD03 収録カード

デッキ解説

収録カードの中でも目を引くのは、こちらの佐野選手。

覚醒時にダイス+2、デフォルトでミート強振どちらもダイス+1を持っているため、覚醒していればどちらで振ってもダイス+3となります。

ダイス+3がどれくらい強い能力なのか、実際の出目別塁打を見てみましょう。

ⓒ浜風ゲーマーズ

SEPAの説明などは、考察#1をご一読ください。

https://note.com/hamakaze_tcg/n/naca04e7f955b

上の通り、ミート打ちなら確定出塁&期待値1.6塁打、強振打ちなら出塁率91.6%&期待値2.6塁打、HR確率41.7%となります。

同点の3裏1死3塁であればミート打ち覚醒佐野を通すことができれば勝利が確定しますし、そうでなくとも強振打ちされれば4割の確率で走者一掃、スターターの中でも非常に強い能力です。

ただ、強い能力であるがゆえに、佐野の打席では真っ先に覚醒が警戒されます。投手側が佐野の覚醒を乗り越えるには、投手側も覚醒するか、あるいは勝負師で相手の覚醒を消すかの2択となります。そして、ゲーム全体の流れも佐野の打席を中心に動いていくことが予想され、相手もちゃんと手札を温存し、対佐野用のカードを手厚く持っていることなどが予想されます。

この辺りを詳しく考えてみると、

①投手視点:相手は佐野覚醒するだろう
 →A.勝負師で覚醒を止めよう(1枚)
 →B.投手を覚醒させてDPで上回ろう(1枚)
 →AB.勝負師+覚醒で万全を期そう(2枚)

②野手視点:相手は佐野覚醒読みで対策をしてくるだろう
 →対1A:覚醒を止められると素のAPで負けるため、相手の打ち方を読んでサポートを1枚投げてAPDP勝負に勝てるようにしよう(2枚)
 →対1B:相手の覚醒を抑えれば勝てるため、こちらも勝負師を投げよう(2枚)
 →対1AB:勝負師+相手の打ち方を読んでサポートを1枚投げよう(2枚)

③投手視点:対1A/1Bにはさらに対策が必要
 →対・対1A:勝負師+相手の打ち方を読んでサポートを1枚投げよう(2枚)
 →対・対1B:覚醒が消された時のために相手の打ち方を読んでサポートを1枚投げよう(2枚)

となり、野手視点で動きをまとめると、

・投手側サポ1枚:覚醒or勝負師が本線であり、覚醒+勝負師を投げる。但し、普通にDP+4サポートとかを投げられ、佐野の覚醒AP10を超えられるパターンもある

・投手側サポ2枚:覚醒+勝負師、覚醒or勝負師+サポートのパターンが基本線であり、覚醒+勝負師で返すのが基本線。相手があまりにも勝負師持ってそうな状況なら、覚醒せずに勝負師+サポートで勝ちに行くのも一手

となります。佐野の打席では、相手のイニング/レストエリアに何が何枚落ちているかを確認することが大事であり、仮に投手側の公開領域に勝負師が3枚見えていた場合は覚醒+勝負師で必勝となります。

逆に投手側は、勝負師を公開領域になるべく落とさないなどのプレイングが求められ、このあたりの読みあいで相手に情報を落とさせないことが重要です。

さて、横浜デッキは基本的に「佐野の前に走者を貯めて、佐野で返す」という動きがベースになるので、その動きをサポートできるカードを紹介しておきます。

①ドローソース兼出塁役 宮崎選手

佐野覚醒の為に大事

覚醒1ドローで手札を補充(佐野を引く確率を上げる)しつつ、ミートであれば約97%の確率で出塁できるという破格性能。宮崎覚醒→佐野覚醒ができれば強いですし、宮崎佐野で2回勝負師を要求することで相手のリソースを大きく削ぐことも可能です。

初回に先頭宮崎で手札補充→佐野覚醒で点を取るなりリソース削るなり、相手にプレッシャーを与えていく動きはかなり強いといえそうです。

②手札消費抑えつつ勝負可能 牧選手

このデッキ唯一のAP6になります。基本的に投手のDPが6~7となっているため、このゲームにおいてAP4の選手などはかなり評価が低い(基本的に手札を2枚消費しないと勝つ可能性がなく、このゲームにおいて手札2枚消費のコストはかなり重い)ので、裏を返せばAP6なだけで評価が高い。強振+1もついており、ミート強振どちらで振ってもSE1は変わらず(考察#1参照)、心理戦も仕掛けやすい選手です。

というわけで、このデッキでは「1番宮崎でドローしつつ出塁」「2番牧で連打」「3番佐野で駆け引きに勝って返す」という動きが求められます。というか、宮崎/牧/佐野に性能全振りしているせいで、他のカードの評価が高くなく、打線は実質この3人ゲーです。

さて、デッキ構築についてですが先/中/抑1/2/3番の6人は最大投入で確定です。また、佐野メタへの返しとして勝負師も3枚投入。ここまでで21/30が埋まっており、あとは強振ミートの数値配分などを見ながら選んでいく形になります。

デッキリスト/打順

デッキリストはこちら。

ⓒ浜風ゲーマーズ

必須枠(先中抑/勝負師/宮崎牧佐野で21枚!)以外の9枚の選定ですが、まず強振DPサポートが現状だと伊勢の3枚しかないため、強振-4できる桑原は守備要因として3枚採用。同じく強振-2を持ち、ミートにも柔軟に対応できる伊藤光も3枚採用。残りの3枚は自由枠ですが、先発の東がDP6と低めなため、ミートDPの底上げができる内野警戒を1枚入れ、あとは強振AP勝負で勝てるようにフルスイングを2枚入れています。

個人的に、守備系の戦術カードは1枚入れておくだけで「もっと入れているかもしれない」と相手が読んでくれる抑止力になると思うので、タッチ採用を好んでいます。ただ、引く確率は当然高くないですし、どちらかというとブラフ的な意味合いでの採用になるので、素直にフルスイングを3枚入れて佐野でフルスイングを投げやすくしたり、他カードの覚醒狙いで選手カード3枚にする手もあると思います(他の選手は前述の通りステータスが高くないのが難点ですが)。

打順については、前述の通り宮崎-牧-佐野で点を取り、残りはAP高い順/覚醒可能性があるものは上位打線に/ダイス+1の出目がある場合はその選手を上位に、という順で並べています。現実のベイ打線とは乖離がありますが、筆者がエアプだからではなく、ステータス基準で考えた時の宿命なのです…

宮崎・佐野の覚醒を読みあう駆け引きが醍醐味のデッキです、是非楽しんでください!

スタートデッキ 広島東洋カープ

次に、CSD02 セ・リーグ スタートデッキ「広島東洋カープ」を使った広島純正デッキの紹介です。

CSD02 収録カード

デッキ解説

広島のカードリストの特徴は、DPの高さ。ミートのサポートDPの平均、投手のDPの平均がともに全球団平均を上回っており、守り勝つ野球スタイルをイメージしてデザインされたデッキであることが伝わります。

ⓒ浜風ゲーマーズ

そしてこれの極みともいえるのが、このデッキのコスト3枠、菊池選手。

DPのミート+4も最高数値ながら、一番は「本領発揮」の効果。ランナーが1塁に居る際、相手がミートでアウトの時(APDP勝負で勝った場合も!)ゲッツーを取ることができます。

このゲーム、そもそも3回9アウトしかないので、1試合の中で2/9アウトをこのカードで取れる事は非常に大きいです。また、このカードがあるだけで、相手はランナー1塁から強振を選択する可能性が上がります。心理戦の面でも相手の動きをコントロールすることができる、スターターの中でも破格の性能でしょう(ちなみに西武では全く同じ効果を源田選手が持っています)。

さて、実は菊池選手と同じくらい、デッキの中で大事なカードがあります。それがこの選手。

大盛選手です。え、バニラじゃん、なんで?と思うかもしれませんが、この大盛選手、強振DP+4です。つまり、先ほど述べた「ミート打ちをさせづらくする菊池」とセットで使う、「強振で打ちに来たところをアウトにするための大盛」です。

そう、広島デッキは菊池と大盛の2種のカードを使った駆け引きデッキ!ミートか強振かの駆け引きを一番楽しめるデッキではないでしょうか。

ちなみに、強振DPサポート目的なら大盛(+4)じゃなくて外野警戒(+5)の方が良いんじゃないの?という思いもあるかもしれませんが、このゲームの強振サポートAPは基本+2なので(戦術カードを除く)、素のAPDP勝負で勝っていれば大体封殺できます。
・素のAPDP勝負が同点
・覚醒強振
のパターンは大盛でも対処できない可能性がありますが、これを外野警戒にしたところで、こっち側は投手DP6+外野警戒5の11にしかならないため、「素のAPDP勝負が同点=相手APが6」と「素のAPが5で覚醒強振でAP10」のパターンでしか効果がなく、それなら一応打者覚醒としても使い道がある選手カードでいいかな、他は大盛+強振サポート1枚or勝負師で戦おう、という考えです。

ちなみに、広島のデッキの弱みについてもお伝えしておくと、野手の素のAPの平均が全体平均値で低く、AP6持ちもいない事です。野手の素のAPが低いということは、相手は素のDPだけでアドを取りやすいという事であり、つまり相手は手札2枚吐かなくてすみやすい、相手に手札リソースを吐かせることができない、という話になります。そのため、デッキ構築に際しては、APが高めの攻撃戦術カードも採用することで、相手のリソースもちゃんと吐かせに行き、相手の手札を細らせたところで強振/ミートの駆け引きを強いて勝ちに行くことを重視しています。

デッキリスト/打順

ⓒ浜風ゲーマーズ

先ほど述べた通り、このデッキの強い動きは「菊池を出さずに、相手の強振を潰す」ことになります。確定枠(先中抑/勝負師/菊池大盛)が18枚なので、残りは
・ドロソとなる小園×3
・APサポがついており、覚醒で疑似AP6になる、相手にリソース吐かせ要員の野間×3(しかも強振DP+2で大盛とセットで使いやすい)
・大盛に次ぐ強振DP+3を持つ秋山×3
を採用し、最後の3枚は打撃の底上げ用にミートバッティング(広島はミート出目+1の選手が3人いるので、ミート出塁を重視する場面が多い)を2枚と、あとは相手にミート打ちを警戒させるための内野警戒を1枚入れました。横浜の所でも書きましたが、内野警戒は相手に考えさせるためのカードなので、自由枠です。但し、横浜と違って今回は「アウトならゲッツーに出来る」という明確な強みがあるので、シンプルに菊池+内野警戒を打てるように内野警戒×3という択もあります(とはいえ、そもそも菊池+内野警戒が1試合で2回打てて1回成功したら良い方、くらいのものではあるため、3枚割くべきかは怪しい)。

手のひらを返すわけではないですが、2ベースで出塁されたらゲッツー取れませんし、回の先頭と2アウト以降では無意味な効果なので、そういう意味だと3イニングで2回ゲッツーチャンスがあるかどうか、くらいなはずです。それでも1回ゲッツー取るだけで勝敗を決める力があるのですが。

ちなみに打順については、カードドローは正義ということで1番小園、菊池はミートダイス+1目的で2番(菊池は守備で使いたいので、攻撃時には手札に会っても覚醒したくない)に置いています。また、大盛も菊池と同じ理由で、守備で使う要因でAP4なのもあり、9番に置いています。菊池も大盛も、「伏せカードは伏せている(まだ見えていない)状態が相手に一番プレッシャーを与える」ものなので、意図的に切らず、手札に温存することで、相手を悩ませましょう!

おわりに

という訳で、デッキレシピとデッキ解説記事を投稿してみましたが、如何でしょうか。実際の対戦動画も後程アップしますので、是非チェックしてみてください!

次回の考察noteでは、基本となるデッキ構築に関する理論を解説していきます。本当はこちらを先にアップしたかったのですが、YouTubeの都合上、この順番に…(対戦動画を一刻も早く公開したかったのです!)

デッキ構築理論のnoteは、23日土曜に公開→27日水曜にYouTubeで補足解説付き動画をアップ、となる予定ですので、お見逃しなく!

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