プレイモデルよりも大事なプレイカルチャーを生み出す事

プレイモデルを作るにあたって、プレイ原則、メソッド的な側面、練習メソッドを組み立てるよりもっと大切なのは「プレイカルチャー」を作り出す事が大切だと思います。

言い換えばプレイモデル、プレイ原則、メソッドだけに囚われていてもいけないという事です。私も若い頃は練習メニューに囚われることが多々ありました・・

様々な監督と仕事をさせてもらったり、視察をして感じるトレーニングメソッド以上に優れた共通点なのが「緊張感の作り方」がうまいと言うことです。つまりカルチャーの部分だと思います。

ゲームモデルや戦術的ピリオダイゼーション、構造化トレーニングなど海外のメソッドが容易に入る時代になって来ましたが、この部分は書物では伝わらない部分だと思います。

このコロナ禍で、約半年チームとして練習全く出来ませんでしたが、zoomトレーニング、少人数でのトレーニングなど、オンラインミーティングやれるなかで取り組み、意外にポジティブな部分もありました。

しかし始まって感じたのが、特にチームとしての技術戦術以上にカルチャーの部分が積み上がっていない事がかなり深刻に感じました。改めて毎日お互い顔を見て、チームとして積み上げていくことの大切さを思い知らされました。やはりチームスポーツは「テレワーク」では難しいですね。

新しいチームの様に取り組みました。公式戦まで時間がないのでスピード感が重要になって来ます。カルチャーの部分が備わって来ると、プレイ自体に変化が見られる様になってきました。この継続が個々が自立し成熟し始めるという事です。

名将達クロップやペップ見ていてもそう思います。単なるポジショナルプレイ、ストーミングのプレイモデル のだけではなく、監督自身とクラブの持つカルチャーをは様々な最新メソッドを使いながらも「プレイカルチャー」「チーム文化」を構築していると思います。

街クラブ、高体連で強豪と言われるチームにも「カルチャー」の部分が備わっているチームがあります。カルチャーには長年中で自然に作り上げられてきた「暗黙知」の部分もあります。特に日本人はここの部分が特に優れている様に思います。

しかしカルチャーは意図的に作れるもで、カルチャーの部分を言語化し共通理解を生み出す事でより、更に強固で個々が成長できるチームになると思います。

しかし、暗黙知に頼り言語化がうまく行かないことで、力が出せなかったり、指導者が変わることでのばらつきが出て来ます。意図的に作られていれば、例え指導者が変わっても継続していけます。

この部分が「プレイモデル 」の重要な部分になってくるのではと思います。




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