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トルコで引っ越しのために家探し・4・やっと終わりが来るかも家探し

*シリーズで書いています。1はこちら ↓


トルコで家探しを始めてやっと家が決まりかけた。

私たちは、二つの家で契約を考えた。


候補の家・1

一つ目の家は、三階建ての二階部分の家で、台所が広くリフォームされていた。台所につながっている広いベランダでは朝食を食べたり、お茶などをすることができそう。ベランダの前に大きな木があり、目隠しになってる。台所とベランダは魅力的だったが、台所以外は全体的にサロンも他の部屋も小振りな家である。

その家は貸主さんから直接「KİRALIK(賃貸)」で出ていた家。ただ、貸主さんが高齢のおばあさんのため、同じアパートに住んでいる人が対応してくれた。対応してくれたその人は、自分で不動産業をしていると言った。単純に、不動産屋さんが住んでいるアパートなので住みやすいのかなと考える。

しかし、問題が出てきた。子供の小学校の校区内だと思っていたが、そのアパートは惜しいことに校区内に入っていなかったのだ。学校から近いから大丈夫だろうと思い込んでいた。さらに、貸主さんが高齢のおばあさんのため、対応等に問題が出てくるかもしてないという心配も出てきて、この家は契約を見送った。


候補の家・2

窓には「KİRALIK(賃貸)」と貼ってあったので、貸主さんに連絡して中を見せてもらう。

玄関を入るとすぐのスペースが一つの部屋?と思うような広いスペースがありちょっと変わっていたが、サロンも明るくて古いが良さそうな家だ。ただ台所が狭く、台所で朝食を食べることができなさそう。玄関を入ってをすぐのスペースは台所につながっていたので、ここにテーブルを置けばよいかな?と思いながら生活を想像する。

玄関を入ってをすぐの一部屋分くらいのスペースと台所、サロン、前はトルコ式トイレがあったであろう場所はリフォームされて倉庫になっていた。奥側には二部屋とお風呂とトイレ。小振りなベランダが一つ。

サロン側は道路。大きな道路でなく、一方通行で車の行き来はあまりない。台所側は、他のアパートの庭になっていて、建物が後から建てられる感じはなさそうだ。二階部分の家で、両隣には別のアパートが隣接している。冬は寒くなさそう??

家を見せてくれた貸主さんも私たちを気に入ってくれて、「ぜひ、あなた方に住んでもらいたい。」と言ってくれる。

やっと、長い家探しが終わるのでホッとしたのも束の間、貸主さんから「ただ、一緒に家を所有している親戚はこの家を売りたいと思っている。」と言いだす。

さらに、「今、この家の購入候補者が一人いる。その人が購入しなければ賃貸として貸せるかもしれない。身内で話し合いが必要だ。」

取り合えず、その購入候補者が最終的に購入するかどうかの返事を聞いてまた連絡する、ということでその日は別れる。

数日後、貸主さんから連絡があり会うことに。

結果は駄目だった。

その理由が、購入候補者が購入を決めなかったが、家を売りたい親戚にKİRALIK(賃貸)にすることを反対され、結局その家は今後、「SAITLIK(売家)」として売り出していくことになった、という。

「KİRALIK(賃貸)」と出ていたので私たちは家を見せてもらったり、返事を待ったり、時間を費やしたが、貸主の「SAITLIK(売家)」に変更という行為に振り回された。 

その後、その家を外から見る機会があったが、結局不動産屋さんに売ったらしく、窓には不動産屋さんの電話番号が書かれた「SAITLIK(売家)」の紙が貼ってあった。

たまに、「KİRALIK(賃貸)」と「SAITLIK(売家)」との紙が貼ってある家を見かける。不思議に思っていたが、身をもって体験した一件である。

次回に続く。


*続きはこちらです ↓



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