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進んでみんなの世話をしてくれる人は尊敬するけど、そうでないときもあるんだな

SINIF ANNESİとは?

SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)なるものを知ったのは、私の子供が保育園に行っている時のことである。

ある日、連絡が来た。

「○○の母で、SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)をしている○○ですが、授業で使う材料費のお金を集めているので、明日学校に持って来てください。」

SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)???何だろう、それは。三つ目の保育園(保育園を三回変わった)に通いだして初めて聞いた。

その後分かったのだが、クラスの代表となるお母さん(SINIF・クラス、ANNE・お母さん)らしい。担任の先生から希望があればお手伝いしたり、保護者たちに連絡したりと何かと世話をする役だ。

新一年生のときのSINIF ANNESİ

子供が小学校に上がったときも、SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)はいた。

新一年生で通い始めてしばらくして、気が付いたらクラスのSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)は決まっていた。保護者たちが集まって決めていない。どうやら自分から先生にやりたいと願いを出したらしい。

保育園へ通っている時のSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)は率先してやってくれるタイプの人だった。保護者が何か質問するとすぐに先生と連絡とってお知らせしてくれたり、イベント事でも周りのことをよく考えてお世話してくれていた。

保育園へ通っている時のSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)を知っていたので、子供が一年生になったときのSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)には戸惑った。

最初の頃は、保護者らの質問等も担任の先生に連絡してすぐに回答してくれていたが、だんだん質問に答えたり、答えなかったり・・・。このひと大丈夫だろうかと心配になってきた。

新一年生なので、SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)も色々と大変ではあるが、この質問に対しての答えは??無いの??ということが続いた。

周りが見えていないSINIF ANNESİ

何かのイベントのとき、SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)が教室に行って先生のお手伝いをしたり、「先生の日」にはクラスを代表して先生にプレゼントを渡したりする。

こういうことを今日はしましたよ、とクラスのお母さんたちのWhatsAppグループを通してお知らせしてくれたりするのだが、保護者たちは自分の子供の様子が知りたいので、「自分の子供の写真を撮って送ってくれると嬉しい。」などと書いてメッセージする。しかし、「今日撮影した写真はこれです。」と言って送ってこられるのは、自分と担任の先生、自分の子供の写真である。

別のお母さんがお手伝いに入っている時は、他の子供たちをランダムに撮影して送ってくれる。

今のSINIF ANNESİ

一年生の時のSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)が原因だったのかどうか分からないが、二年生では担任の先生はSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)は要らないと言った。

二年生になって、別のお母さん(Aさん)がなりたがっていたが断られたらしい。このお母さんは一年生の時もSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)になりたいと言っていた人だ。

二年生の時、SINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)はいなかったが、実質的にはAさんがその役割をしてくれていた。そして、そのまま三年生では正式にSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)になって、四年生でも引き続きしてくれている。

Aさんになってからは、スムーズに連絡事項が出来ている。一年生のときもAさんがSINIF ANNESİ(スヌフ アンネシ)なっていたら、あんなにヤキモキしないで済んだのに、と未だに思う。

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