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スウィ―ツが食べたい。でも・・・甘すぎる!!

トルコのスウィーツは甘すぎる。家庭で作るスウィーツにもたくさんの砂糖を入れる。ドバドバっと。ビックリするくらい。それはそれは、たくさんだ。

トルコに来た当初、ケーキの見た目が美味しそうに見えなかった。でも、ここ何年かで見た目が少し美味そうに見えるようになってきた。そして、ちょっと見た目が美味しそうだとついつい注文してしまう。・・・が、食べてみると味が好みじゃなく、さらに甘すぎてガッカリする事が多々。カフェで食べるケーキはガッカリする事が多く注文しなくなってしまった。今はこのケーキ屋さんなら、まだ、大丈夫という所があり、疲れていると気分転換にたまにそこで買う。

日本のケーキは凄い。見た目も良いし、味も良い。触感もフワフワで言うことない。このフワフワ感がトルコのケーキにあまりない。どっしりしている。日本は種類も豊富で、ショーケースに並べられたケーキを見るとあれもこれもと欲しくなる。思い出すと食べたくなってきた。

トルコのケーキはあまり好みではないが、トルコのオスマン帝国で発明された「バクラヴァ」と呼ばれるスウィ―ツは美味しい。でもこれも、やっぱりすごく甘い。何層にも重なったパイ生地に、クルミ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、アーモンド等のナッツ類が入っている。そして甘~いシロップがかかっている。少し食べるだけで充分だが、何故だかまた食べたくなる癖になる味だ。

「アシュレ」と言われるスウィ―ツも好きだ。「アシュレ」はノアの方舟に由来するスウィ―ツで、ノアの方舟がアララト山に到着した時、方舟の中に残っていた豆やドライフルーツを煮てスープを作って出来たという伝説がある。中にはナッツやドライフル―ツ、麦、ザクロなど、様々な材料が入っているプティングだ。

私はナッツ類が入っているスウィ―ツが好きかもしれない。トルコに来てから、ナッツ類が美味しく感じられる。日本にいる時はそんなに好んで食べなかった。乾燥している気候だから美味しく感じられるのかもしれない。

トルコの犠牲祭の後、翌月が「アシュレ」月となっていて、家庭で作ってご近所さんや友人に配る。私はこれが楽しみだ。各家庭により味が違う。すごく甘い家庭もあるが、お店で売っている物を食べるよりも、家庭で作った物の方が具だくさんで美味しい。私の子供が小さい頃は、「あまり好きじゃない」と言ってそんなに食べなかったのだが、今は近所の人にもらったら、「美味しい!!」と言って喜んで食べている。もらった時、たくさん食べれる私の楽しみが減ってしまって残念だが仕方がない。子供が成長している証だろう。


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