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日常の話

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生活の中で感じた事や出来事
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2020年8月の記事一覧

感謝

はまです。 読みに来てくださってありがとうございます。 noteにはトルコで日々経験してきたことを綴っています。トルコに興味があって、旅行したい人にはまったく「観光地」のことを書かないのでそういう人には向かない内容です。 noteでトルコでの生活を書こうと決めたとき、写真をどうしようかと考えました。長距離バスが苦手なので、旅行には殆ど行っていません。そのため、トルコの「観光地」を紹介できるようなを写真がありません。また、外食をすることも、おしゃれなカフェに行くこともあま

「怒っている」ことをアピールする方法

子供たちの怒った時のポーズがみな同じである。 前で腕組みをして、「僕(私)、怒っているんだよ。」ということをアピールする。アニメで見かけたことがある、あのポーズだ。 何なんだこのアピールは?と最初見たとき思った。みんながみんな、子供たちが怒っているときにこのポーズをする。とても小さな子供たちもする。 子供たちは真剣に怒っているのだけど、申し訳ないけど笑ってしまう。なんてかわいらしいのだろう。怒っていることをアピールするポーズが決まっている。怒っているのに、ルールに乗っ取

少々の雨では傘は差さない

出先で急な雨が降る。傘はない。フードをサッと羽織ってみんな足早に歩いている。 雨が降り出すと、どこかで雨宿りをしなくてはいけないと思い込んでいた。もちろん、土砂降りの雨ならみんな雨宿りしている。少々の雨、または、まあまあの雨ふりくらいなら傘なしで歩く。何なら、ちょっとそこまでならわざと傘なしで出掛けることもある。 濡れながら歩いている人を見ても、『傘がなくてかわいそうに』という感覚がなくなった。傘を持っていても、『これくらいの雨なら差さなくてもいいか』と濡れていても気にし

長い一日が続く・夏は夜からが本番?!

もうすぐ23時半になる。外で通りを歩く子供たちの声が聞こえている。お祭りががあったわけではない。夏の普通の日常である。 トルコに来た頃、0時過ぎても子供たちの声が聞こえていることに耳を疑った。小さな子供たちの声や赤ちゃんの泣き声もする。一日、二日のことではなく、夏の間はしょっちゅうだった。道で遊んでいる姿も見える。 私の子供が小学生になり、夏は19時頃でも公園に遊びに行こうとお誘いがあったら行くようになった。今までは、公園でたまたま子供の友達に会ったりしたら20時過ぎにな

「突然の」は苦手だが、対応するしかない日常

突然の訪問など、突然事は苦手。でも、トルコでは、突然の訪問、突然のお誘い、突然の・・・は多い。学校からの連絡事項でさえ、ぎりぎりお知らせされる。 以前住んでいたアパートで、同じアパートの人と出掛ける約束をしていたときのこと。出掛ける前、急に、「子供の学校の保護者会があるから行けなくなった。」と言われた。保護者会?今日?そんなギリギリで?出掛けるのがめんどくさくなった?と疑ったが、実際自分も子供が小学校に上がり、ぎりぎりに連絡が来ることを経験して納得した。 ギリギリ連絡は子

荷物の配達時に家に居たい、私の宅急便屋さん事情

家のチャイムが鳴る。ネットで何かを注文しているときは、急いでアパートの下の扉の鍵を開錠する。宅急便屋さんが階段を上がってくる足音を聞いて「間に合った。」と安心する。 家からあまり出なくなったここ何ヶ月は問題ないが、宅急便屋さんが荷物を持って来てくれたとき、家に居ないと宅急便屋さんの店まで荷物を取りに行かないといけない。最近は、スーパーマーケットの商品をネットで注文する人が増えて、そちらは冷蔵食品も取り扱っているので日時指定できるが、通常のネット注文では日本のように日時指定が

子供と一緒にテレビを見る時間

子供が小さいとき、一緒にテレビを見ることはあまりなかった。子供がテレビを見ている間は家事の時間になる。一歳になる頃にはよく歩くようになっていた子供は、小さい頃は目が離せないくらい活発だった。私の心配症の性格もあり、全く気が休まらない。テレビを見ている間(特にアンパンマン)はじっとしてくれている。その間に家事を済ますのでいっぱい、いっぱいの毎日だった。 子供が小学生になった今でも、テレビを見ている時間は私にとっては家事の時間だ。新型コロナウイルスの影響で、3月半ばに学校が休校

スウィ―ツが食べたい。でも・・・甘すぎる!!

トルコのスウィーツは甘すぎる。家庭で作るスウィーツにもたくさんの砂糖を入れる。ドバドバっと。ビックリするくらい。それはそれは、たくさんだ。 トルコに来た当初、ケーキの見た目が美味しそうに見えなかった。でも、ここ何年かで見た目が少し美味そうに見えるようになってきた。そして、ちょっと見た目が美味しそうだとついつい注文してしまう。・・・が、食べてみると味が好みじゃなく、さらに甘すぎてガッカリする事が多々。カフェで食べるケーキはガッカリする事が多く注文しなくなってしまった。今はこの

朝は「プチ・ピクニック」へ行こう

トルコの市営のチャイ屋さん(お茶屋さん)では、食べ物の持ち込みが可能だ。初めてそれを知ったときは、「えっ?いいの?」と驚いた。飲み物持ち込み禁止の看板はあるが、食べ物持ち込み禁止とは書いていない。 トルコでよく飲まれているチャイ(紅茶)を注文し、おもむろに持ち込んだ食べ物を出す。たいていの人は、パンや、ヒマワリの種をカリカリ食べている。市営のチャイ屋さんでも簡単な食べ物は売っている。それでも、食べ物の持ち込みは可能だ。 土日や夏休みの朝、近所の市営のチャイ屋さんに行くと、

値上がりしても減らない喫煙者

トルコに来てビックリしたこと。老若男女を問わず、めちゃくちゃ喫煙者が多い。そして煙草のポイ捨ても多い。 私の子供は学校で、「煙草はこんなに体に悪影響を及ぼします!!」という内容のことを毎年のように習ってくる。そして、真っ黒の肺と健康な肺の絵を描く。子供が保育所で初めて喫煙は体に悪いと習ったときは、煙草を吸っている近所の人に、「肺が真っ黒になって健康に悪いよ。煙草を吸わないで!!」と訴えていた。ちゃんと煙草のリスクは教育されている。 また、煙草のパッケージデザインが強烈。煙

気持ちが落ちてきた時は、「ぐるぐる」歩く

気持ちが落ちてきた時、家族とケンカした時、外に出て適当に「ぐるぐる」歩く。適当な所で曲がって、適当な路地を歩く。目的地はない。何も考えないでひたすら歩く。気持ちを切り替えるのが苦手な私は落ち着くまで30分、1時間、またはそれ以上、休憩せずに歩いていることがある。 一人カフェは落ち着かない。周りの雑音が気になるし、気持ちが余計に落ちてくる。日本にいる時はウインドーショッピングなどで可愛いもの、綺麗な物、色々な物をいっぺんに見てちょっと気分転換することができた。 トルコに来て

「きっちり」もいいけど「いい加減」もいい

一概には言えず例外もあるが、大きく分けると、日本の人は「きっちりしすぎ」。トルコの人は「いい加減すぎ」。足して二で割ると、ちょうど良い感じ。トルコにいると、良い意味で「いい加減さ」に救われるときもある。その反対もあり。日本のような「きっちり」と丁寧な対応をしてくれたら良いのにと思うときもある。 例えば・・・ 夏休みの先生の仕事トルコの公立の小学校で夏休み中の登校日はない。夏休みに入ったら新学期が始まるまで学校に行くことがない。 「登校日までこれだけの宿題を済ませてくださ

子供に優しい国

トルコの人たちは小さな子供たちが大好きだ。私の子供も小学校に上がる前くらいまでよく声を掛けられた。若い人も、大人も、年配者も。時には小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんまで声を掛けて可愛がってくれた。小さな子供たちに声を掛けるとき、大柄なおじさんの声のトーンがも上がる。 小さな女の子なら、カフェの店員の若いお兄さんまでも「プリンセス!」と声を掛ける。みんながそのように言っているから全く恥ずかしくない。普通だ。女の子たちも当たり前のように受け入れている。 ただ困ったことに、2、3歳

お客様は神様じゃない

近所のちょっと大きめのスーパーマーケットに行ったときの事だ。 枕が売ってあった。ちょうど欲しいと思っていたし、値段も高くない。買うことにしてレジに持って行く。自分の番が来て会計している時に何か言われた。何か言われるとは予想していなかったのでボーっと金額を言われるのを待っていた私に、金額以外のことを言っているようだ。 「もう一つ枕を持って来て。」 「???」 「二つ目は無料だから。」 とっさに、 「えっ?二つもいらない。一つでいい。」 と言った。 スーパーマーケ