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新聞では読めない、中国からの現地レポート@3月23日

「やっぱり〜! ほら見てよ 罰金よ!」

添付にあるように、
3月17日 11時10分01秒 和平北通りの交差点にて車線違反をしたので
減点2点と1800円を払いやがれと通知が来た。
1800円は可愛いい金額だが1年間のうち12点で免取りになるので既に6分の1を失なった。気持ち沈む・・

無論、「心当たりございません」などとの支払い拒否権など存在しない。

「何やったっけ?」
「ほら、ニャンコのために病院に行って帰りの交差点で、ナビの案内と違うルートを選んだときに車線変更違反したでしょ! 覚えないの?」

「記憶にないわ〜!」

この国では交通違反カメラが網の目のように張り巡らされており、交差点に設置されたカメラにより某の車が車線違反をしたことが感知されたようだ。

交通違反は全て車のプレート番号から名義人を特定して登録された電話番号にSNSで自動的に飛ばされてくるシステムになっている。
日本のように運転者に責任を負わされる制度にはなっていないし、最寄りの警察署に出頭して罪の認めさせるような、まどろっこしいことはしない。

一方的にSNSで、「はい罰金!」の国である

「こんなペースなら、あっという間に減点がかさんで、すぐ免許取り消しになるわよ〜!」

こうやって、気を抜いた際に抜き打ちSNSメールが飛んできてあっという間に12点減点でゲームオーバーになる人がものすごく多いらしい。

当たり前だが再度試験を受けないといけないし、悪質ドライバー更生のために交差点にて数時間、交通安全監視員を強制されるらしい。
そもそも、免取りになって仕事ができなくなると致命的だ。

そのため、この国では、1点100〜200元なら自分の点数を売ってもいい人がいて、点数が無くなった人に身代わりとなる取引があるらしい。

車を買ったディーラーからも
「点数に困ったら言ってください。1点200元ならお手伝いしますよ〜!」と言っていた意味がようやくわかった。
日本とは異なり、困った人のために必ず裏がある。

「どうせ、おまえは免許をとったけれどハンドルを握る気もないし、ずうっとぺーパードライバーでいるつもりだろう。だったら大事な旦那のために身代わり不動になってくれよ〜!」

減点については一義的には車の名義人にSNSが飛ぶが、
「実は私が運転してました」と身代わり不動になることができる。
そもそも嫁が名義人なので、全く自然に100元とマイナス2点を嫁が被り、はいお疲れ様でした〜!となるわけだ。

ということで、我が家は夫婦で12X2=24点。今回の減点でもまだ22点残ってる。これなら義母も免許取らせておけば36点まで増える。

楽勝じゃないか〜!

こんな妄想が、まかり通る国である。

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